オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
ぼくのおばあちゃんは、まじで迷信を信じていました。
おばあちゃんの話では、おばあちゃんの実家は人魂(火の玉?)が屋根に飛んできて焼けたそうです。その人魂を見たそうです。
また、おばあちゃんは何度となく狐や狸に化かされています。夜、道に迷うのをはじめ、夜間の外出中の勘違いは、ほぼ狸のせいでした。
極めつけが、おばあちゃんは龍が天に登るところを見たといいます。よ〜く話を聴くと、どうやら琵琶湖で大竜巻きがあったらしく、それは自然現象だといっても、おばあちゃんは聞きませんでした。
おばあちゃんはぼくが19歳の時に亡くなりました。やさしいおばあちゃんでした。
人間は現実ばかりの日常では息が詰まってしまいます。迷信という言い方もありますが、ファンタジーだとも言えます。
ファンタジーは人をやさしくするのかもしれません。
やさしさには人をおもいやる想像力が必要ですから。
「 め い し ん 」
おばあちゃんは
龍が実在すると
言い張った
龍が天に登るところを
見たと
言い張った
じゃあ どうして
タツノオトシゴがいるのかと
言い張った
おばあちゃんは
信心深くて
やさしい人だった
おばあちゃん
ぼくも狸に化かされました
by はせがわみつる
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