オンライン講演「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方〜自己肯定感を育てる7つの関わり〜」:枚方市教育委員会主催
「不安」 「見栄」 「親の願い」
子育てにおいて最も注意すべき感情はこの3つです。
子育ての失敗は大抵、しなくてもいい余計なことをすることによって引き起こされます。
その最大の原因は「不安だから」です。
親は不安感からしなくてもいい色々なことを子どもにさせてしまいます。
このことをよく自覚して、とにかく不安感から行動をおこさないようにしましょう。
不安な時は、あわてず「不安あるがままに」しばらく様子を見ながら待ちましょう。
待ってるうちになんとなく「ま、いっか」て気になってきたり、自然に解決したりするので。
その次に気をつけなければならないのは「親の見栄」です。
体面や人の目を気にするあまり、自分自身、望んでもないような教育をしてしまうことは決して珍しいことではありません。
世間体や人の目を気にする教育は、子どものことより親自身の評判を優先した教育です。それでは子どもに人を思いやる気持ちが育ちませんし、親も子も気が休まりません。
人の目を気にせず、「恥をかきながら」「人から笑われながら」大らかに子どもを育てていきましょう。
最後に「親の願い」。
親はみんな子どもに良かれと思って、いろんなことをさせます。
子どもに良かれと思ってしたことが、かえって子どものためにならない、ということはよくあることです。
こんな子に育ってほしい、社会に出てから困らないようにこれだけは身につけさせておかなければ・・、みんな、そんな思いで子どもに接しています。これはあたり前のことです。
でも「こんな子になりなさい」「これだけは身につけなさい」と親の価値観を子どもに押し付けようとすると、楽しいはずの子どもとの時間が楽しくなくなります。
親の思い通りに育つ子は一人もいません。
ですから、親の思い通りに育てようとすると、親も子もしんどくなるばかりです。
親の勝手な願い、期待を捨てて「君は君の思うように生きて、自分らしい生き方、自分らしい幸せをつかんでほしい。子ども時代も青春時代も大人になってからも、楽しんでくれたらいいなあ」という気持ちで接していけば、子どもとも楽しく生活していけるように思います。
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