縦型・ドラム式どちらも共通 洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめする4つの理由
歯ブラシでヒートポンプをDIY掃除してしまった実例
「YouTubeを見ながら自分で掃除しました。」
「ヒートポンプを掃除したのですが、乾燥時間は変わりません。」
「逆に傷を付けてしまったかもしれません。」
実は、このようなケースは年々増えています。
歯ブラシは悪い道具ではありません
誤解していただきたくないのですが、
歯ブラシそのものが悪いわけではありません。
歯ブラシは、
歯を磨くために設計された道具です。
歯の表面に対して、
ブラシの毛先が適切な角度で当たり、
汚れをかき出せるように作られています。
しかし、
ヒートポンプのアルミフィンは全く違います。
何百枚もの薄いアルミ板が、
わずかな隙間を空けて並んでいます。
歯ブラシを当てても、 ブラシの角度が合わず、奥のホコリは取れません。
それどころか、
ホコリをさらに奥へ押し込んでしまうことがあります。
精密ドライバーでホコリを取ろうとした結果…
先日お伺いしたお客様も、
ご自身でヒートポンプの掃除に挑戦されていました。
機種はPanasonic NA-VX900です。
歯ブラシで表面を掃除し、
取れないホコリを
精密ドライバーで少しずつ取り除こうとされたそうです。
しかし、
アルミフィンには
細かな傷が何本も付いていました。
頑張って取り組んだ後が生々しいです。
アルミフィンは非常に柔らかいため、
少し力が加わるだけで曲がったり傷付いたりします。
一度傷付いたアルミフィンは、
元の状態には戻りません。
「表面だけきれい」では改善しません
ここで大切なのは、
見えているホコリだけを取っても、
乾燥時間はほとんど改善しないということです。
乾燥性能を左右しているのは、
ヒートポンプ全体を通る風の量です。
ホコリは表面だけでなく、
アルミフィンの奥深くまで入り込んでいます。
そのため、
表面だけがきれいになっても、
風の通り道は十分に確保されません。
結果として、
「掃除したのに乾かない。」
という状態になってしまうのです。
私がお伝えしたいこと
私はDIYを否定したいわけではありません。
実際に、
機械いじりが得意な方もたくさんおられます。
ただ、
ヒートポンプだけは
「見えている部分だけ掃除すれば良い」
という構造ではありません。
アルミフィンは非常に繊細で、
一度傷付けると元には戻せません。
そして、
ホコリは表面だけではなく、
奥まで詰まっています。
だからこそ、
「乾燥時間が長くなったから、とりあえず歯ブラシで掃除してみよう。」
という方法は、
改善しないだけでなく、
洗濯機にダメージを与えてしまう可能性があります。
ヒートポンプは取り外して洗浄し
ここまで高圧洗浄かけさせていただきました。
奥に入り込んだ埃も、しっかり取り除きましたので風量は回復しましたが
一度つけた傷は残ります。
次回予告
ヒートポンプ以上に、
私たちが現場で驚くことがあります。
それは、
送風経路のDIY清掃です。
ゴム部品を外したまま組み付けたり、
シールを破ってしまったり、
気付かないまま風漏れが起きていたり…。
次回は、
「送風経路を掃除して壊してしまった実例」
を写真とともにご紹介します。



