知らないと損!エアコン2027年問題と賢い買い替え方法
お掃除機能付きが嫌いだから『いらない』と言うんですよね?
「掃除屋さんは、お掃除機能付きが嫌いだから『いらない』と言うんですよね?」
先日、お客様からこんなお話を伺いました。
家電量販店でエアコンを買い替えようとした際、
「エアコンクリーニング屋さんから、お掃除機能付きはいらないと言われました。」
と店員さんに話すと、
「掃除屋さんは分解が面倒だから、みんなそう言うんですよ。」
と返されたそうです。
私はその話を聞いて、思わず笑ってしまいました。
実は、現場はまったく逆だからです。
営業だけを考えるなら、お掃除機能付きの方がありがたい
確かに、お掃除機能付きエアコンは分解に時間がかかります。
構造も複雑で、取り外す部品も増えます。
しかし、その分クリーニング料金も高く設定されています。
つまり営業だけを考えるなら、
私たちにとっては、お掃除機能付きエアコンが増える方が売上は上がります。
それでも私は、お客様から相談されたら、
「私ならシンプルなエアコンを選びます。」
とお伝えしています。
それは仕事を減らしたいからではありません。
何百台も分解してきた結果、その方が長く快適に使えると感じているからです。
一番大きな誤解があります
「お掃除機能付き」
という名前から、
「エアコンの中を掃除してくれる。」
と思われている方が非常に多くいらっしゃいます。
しかし、多くの機種で自動お掃除機能が行っているのは、
フィルターのホコリを取ることです。
つまり、
お掃除機能付き=エアコン全体を掃除してくれる ではありません。
ここが一番大切なポイントです。
現場では、こんな状態をよく目にします
(写真①:フィルターお掃除ユニット)
フィルターは確かにきれいです。
でも、その奥を見てみると……
(写真②:お掃除ロボット裏側)
お掃除ユニットの裏側には、
ホコリや湿気がたまり、
黒カビが広がっていることがあります。
さらに、
フィルターをブラシで掃除すると、
細かくなったホコリが舞います。
現場では、その細かいホコリが熱交換器の上に、
まるでパウダースノーのように積もっている
エアコンを何度も見てきました。
お掃除ロボット分解前写真
(写真③:お掃除ロボ裏側の熱交換器)
この細かなホコリは、
風の流れを妨げるだけでなく、
湿気を含むことでカビが繁殖しやすい環境にもなります。
そして最後に、
(写真④:送風ファンとドレンパン)
吹き出し口の奥にある送風ファン。
ここは、お掃除ロボットでは掃除できません。
実際に分解すると、
フィルターはきれいでも、
送風ファンには黒いカビが広がっていることが少なくありません。
お掃除機能付きエアコンは、とても便利な機能です
ここで誤解していただきたくないのは、
私は
お掃除機能そのものを否定しているわけではありません。
フィルター掃除の手間を減らしてくれる。
これは間違いなく便利な機能です。
高い場所にあるエアコンでは、
特に助かる方も多いでしょう。
ただ、
「これでエアコン内部も掃除されている。」
と思ってしまうことが問題なのです。
私なら、どちらを選ぶか
仕事柄、
私は毎年何百台ものエアコンを分解しています。
その経験から、
もし家族や友人に
「どちらを買えばいい?」
と聞かれたら、
私は迷わず、
シンプルなエアコンをおすすめします。
理由は、
・構造がシンプルで故障リスクが少ない
・メンテナンスしやすい
・クリーニングもしやすい
そして、
長い目で見ると、大切なのは機能が多いことではなく
維持費を抑えながら長く快適に使えることが多いからです。
まとめ
「お掃除機能付きだから安心。」
そう思って購入される方は少なくありません。
しかし、
お掃除機能が掃除している場所と、
実際にカビが発生しやすい場所は、
必ずしも同じではありません。
(※ 写真は公平性を記すためにさまざまなメーカーのものを載せています。)
エアコン選びで大切なのは、
機能の数だけではなく、
その機能が何をしてくれるのかを正しく理解することです。
これからエアコンを購入される方の参考になれば幸いです。



