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2027年4月から2年間、食料品の消費税率引下げへ
物価の上昇が続くなか、毎日の食料品の買い物は家計にとって大きな負担となっています。
こうしたなか、政府は2027年4月1日から2029年3月31日までの2年間、現在「8%」となっている飲食料品の消費税率を「1%」に引き下げる方針を示しました。今後、法案の審議などを経て制度の実施が決まることになります。
もし実施されれば、スーパーやコンビニなどで購入する食料品の負担が軽くなることが期待されます。
では、私たちの家計にはどのようなメリットがあり、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
1.食料品の購入負担が軽くなる
今回の税率引下げによる最大のメリットは、食料品を購入する際の消費税負担が小さくなることです。
例えば、税抜価格1,000円の食料品を購入する場合、税率が「8%」なら税込価格は1,080円ですが、税率が「1%」になると1,010円になります。
| 現在の税率8% | 引下げ後1% | |
|---|---|---|
| 商品の税抜価格 | 1,000円 | 1,000円 |
| 消費税 | 80円 | 10円 |
| 税込価格 | 1,080円 | 1,010円 |
この場合、1回の買い物で70円、税抜価格1,000円当たりの負担が軽くなります。
仮に、食料品の購入額が月5万円(税抜価格)で、すべての商品価格が変わらないとすると、消費税の負担軽減額は月3,500円、年間では4万2,000円となります。
食料品の購入額が多い世帯ほど、負担軽減の金額も大きくなると考えられます。
※上記は税抜価格が変わらないと仮定した単純計算です。
実際の軽減額は、購入する商品の種類や価格の変動などによって異なります。
2.税率が下がっても、商品の価格が必ず下がるとは限らない
注意したいのは、消費税率が下がった分だけ、店頭価格も必ず安くなるとは限らないことです。
例えば、原材料費や人件費、物流費などが上昇すれば、税率の引下げと同時に商品の本体価格が値上がりする可能性があります。
その結果、消費税率が下がっても、実際に支払う金額があまり変わらなかったり、
場合によっては高くなったりすることも考えられます。
そのため、税率の数字だけで判断するのではなく、普段購入している商品の価格や、買い物全体の支出を確認することが大切です。
3.すべての飲食が「1%」になるわけではない
今回の引下げ案では、対象となるのは現在の軽減税率の対象である飲食料品です。
飲食料品であっても、すべてが対象になるわけではありません。
例えば、次のような違いがあります。
• スーパーで購入する野菜・肉・魚など: 対象となる見込み
• 持ち帰りのお弁当や惣菜: 対象となる見込み
• 酒類: 対象外
• レストランなどでの店内飲食: 対象外となり、原則として10%
同じ料理でも、店内で食べる場合と持ち帰る場合とで、適用される税率が異なります。
外食やお酒を購入する機会が多い方は、食料品の税率引下げによる家計全体への影響が、
想定より小さくなる場合もあります。
なお、個別の商品やサービスが対象になるかどうかは、制度の詳細を確認する必要があります。
4.税率引下げは「2年間」の予定。終了後も見据えた家計管理を
今回示されている税率引下げは、2027年4月から2029年3月までの「2年間」に限った措置です。
そのため、食料品の負担が軽くなることを前提に、毎月の支出を大きく増やしてしまうのではなく、減税によって生じた余裕を貯蓄や生活費の補填に充てるなど、計画的に活用することも考えられます。
また、税率引下げの開始時期や対象範囲などは、今後の法案審議や制度の具体化によって変更される可能性があります。最新の情報を確認しておきましょう。
まとめ
食料品の消費税率が「8%」から「1%」に引き下げられれば、日々の買い物にかかる負担が軽くなることが期待されます。
一方で、商品の本体価格の変動や、酒類・外食など対象外となる支出にも注意が必要です。
大切なのは、税率の引下げだけに注目するのではなく、実際の購入価格や家計全体の支出を確認することです。
制度の内容を正しく理解し、日々の家計管理に役立てていきましょう。
※本記事は、2026年9月15日に政府が閣議決定した大綱等に基づくものです。制度の実施には法案の審議・成立などが関係するため、最新情報をご確認ください。


