保険の転換制度ってなに？

2013年4月12日公開 / 2019年10月3日更新

テーマ：保険　生命保険　損害保険

コラムカテゴリ：お金・保険

保険には「転換制度」というものがあり、現在契約している保険の積立部分や積立配当金を「転換価格」として新しい保険契約の保険料の一部（または全部）に充てるものです。
※元の保険契約は消滅します。

元々積立部分は、満期が来ると満期金として支払われたり、解約時の解約返戻金として支払われます。つまりご自身で受け取れるお金です。

そのお金を、次の新しい保険契約の保険料に充てるので、その後支払う保険料は少なくなりますが、その分、満期金や解約返戻金がなくなったり、小額になったりするのです。
※貯蓄目的で積立タイプの保険に入っていた場合には要注意です

保険が満期を迎えた時、その後も保障が必要な場合や、それまで加入していた保険がライフスタイルに合っていない場合は、転換制度を利用することも一つの選択肢だと思います。

しかしながら、一般的に保険料は、年齢・病歴などにより高くなります。転換制度を利用して別の保険に入るということは、その時点で新しい保険に加入する、ということなので、実際は保険料が上がっている、ということが考えられます。

転換制度は、「元の契約」と「転換後の契約」で「保障額」「実際の保険料」「保険期間」「予定利率」等の内容についてどう変わるのか、しっかり確認した上で利用する必要がありますね。

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