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売上目標より先に、3年後の組織図を描いていますか?

石田雄二

石田雄二

テーマ:建設業経営

建設会社の経営計画というと、

「来年の売上目標」

「受注目標」

から考え始めるケースが少なくありません。

もちろん、売上目標は重要です。

しかし、私は30年以上、建設会社の経営を見続ける中で、「本当に成長する会社」は、違う順番で経営を考えていることに気付きました。

まず描くべきは、3年後の会社の姿です

例えば、

・現場監督を2名増やしたい。

・経理担当者を採用したい。

・社員の給与水準を引き上げたい。

・休日を増やし、働きやすい会社にしたい。

これらは単なる希望ではありません。

経営者が実現したい「未来の会社の姿」です。

私は、まずこの未来を具体的に描くことが、経営計画の出発点だと考えています。

人件費は未来から逆算して考える

建設業では、人材の確保がますます難しくなっています。

さらに、働き方改革や賃金水準の上昇により、人件費は今後も増加していくことが予想されます。

だからこそ、

3年後にどのような組織をつくりたいのか。

そのためには、どれだけの人件費が必要なのか。

ここを先に考える必要があります。

未来の組織図が描ければ、必要となる固定費がおおよそ見えてきます。

必要な利益は、未来が決める

人件費だけではありません。

設備投資。

借入返済。

会社に残したい資金。

これらを積み上げていくことで、

会社として必要な利益が見えてきます。

さらに、その利益を確保するために必要な粗利益や工事利益率、受注高まで、順番に逆算することができます。

私は、この考え方こそが建設業の経営管理では重要だと考えています。

「バックキャスティング」という考え方

このように、実現したい未来を先に描き、そこから現在へ向かって逆算する考え方は、「バックキャスティング」と呼ばれています。

将来を予測して計画を立てるのではなく、

実現したい未来を前提に、今日何をすべきかを考える手法です。

建設業の経営でも、この発想は非常に有効だと感じています。

おわりに

売上は、会社の目的ではありません。

経営者が実現したい会社をつくるための手段です。

3年後、どのような組織を築きたいのか。

その未来を描き、そこから必要な利益や粗利益を逆算していく。

私は、この考え方が、これからの建設業経営に必要な視点ではないかと考えています。

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石田雄二
専門家

石田雄二(税理士)

石田雄二税理士事務所

単に安いだけでなく、創業後の会社の管理体制構築までサポートします。また、税理士だけでなく、社労士も在籍しているため、助成金の獲得支援を強みとしている点も好評です。

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