やちょう?のちょう?
Good afternoon! だいぶ秋も深まり、そろそろ日が沈み始めている高崎です。
さて、今日は、以前から私が疑問に思っていたことをお話ししたいと思います。
それは、"blue print"という単語、今でも使うのはなぜ?
"blue print"とは日本で『青写真、青焼き』です。
(フリー素材:https://pixabay.com/users/xresch-7410129/)
あお‐じゃしん〔あを‐〕【青写真】 の解説
1 露光により青色に発色する鉄塩類などを塗った感光紙に、原図をのせて焼き付ける複写技術。また、それで得られる青地に白の印画。図面の複写、印刷の際の青焼きなどに利用。
2 《1が設計図に用いられるところから》おおよその計画。また、未来の構想。「都市計画の—」
(引用元:https://dictionary.goo.ne.jp/word/青写真/)
実はこの単語、私が今まで経験した製造業や建築業の通訳翻訳の現場では、使用したことも聞いたこともありません。
IT関連の通訳の時には耳にしました。(詳細はこちら)
また、ビジネス会議でも、計画のことを表す時に使用されることもあるようです。
時々、海外ドラマで"blue print"という単語が出てくると『設計図』というような字幕が付いていることを見かけました。
もしかしたら、私が使用していないのと聞いたことがないだけで、今でも製造業や建築業で使用されているかもしれません。
しかし、設計図は"design drawing"、図面は"drawing"という単語を私やプロジェクトメンバーは現場で使用しています。
エンジニアの方々(IT関連は除く)が"blue print"と聞いて想像するのは、上のようなものだと思います。私もそうです。
青焼きではないですが、白地に手書きの青線で描かれた図面を実際に見たことがあります。
まだコンピュータで図面を描くようになる前に描かれた図面です。
それはそれはとても美しく、芸術作品を見ているかのようでした。ずっと見ていたいくらい美しい図面でした。
私が参加している建築や製造に関する会議では使用しない"blue print”。しかしIT関連の会議は耳にするから違和感を覚えます。
言葉は生きているので常に変化しているのは重々承知しています。その変化に日々対応できるように、通翻訳者は知識を増やしていく努力も必要です。
さらに、適切な場面での言葉の使い分けも重要になってきますので、単に語学力だけではなく、臨機応変に対応する力も併せ持つようにしています。
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