語学に対する苦手意識を緩和しよう

芝原晶子

芝原晶子

テーマ:英語 通訳 翻訳 勉強 日本語

Hello! いよいよ梅雨が近づいてきたのを実感できる天気の高崎です。

先日、また通訳の出張で東京に行って来ました。



そこでお客様と語学学習について話す機会があり、「やはりその国(学習対象言語国)に住まないと
習得するのは難しい」という点で考えが一致しました。
私も実際に趣味の範囲内において日本でイタリア語を独学していますが、
文字での学習はできてもやはり話す機会がないので、本格的にレッスンを受けないと
きちんと習得するのは難しいなと痛感しています。

そんな時に、こんなネット記事を見つけました。

英語を母国語とする人たちにとって、いかに日本語を習得するのが難しいかというのを
紹介している記事です。

かねてから、日本語は習得が最も難しいとされる言語の1つであると言われてきました。
母国語とする私たちにとってはあまりピンとこないかもしれませんが、
ひらがな、カタカナ、漢字と3種類の文字を扱う言語は他にはありません。
まずその違いを視覚と聴覚で認識しなければなりません。

以前、欧米人の友人に、いつから漢字の学習を始めるのかと聞かれ、
小学1年生からだと伝えたらすごく驚いていました。
その友人は、自分たちは小学1年生からABCを習うのに、
日本ではもう漢字を勉強するのか!と言っていました。
そう、私たちも義務教育と高校や大学までずっと日本語の勉強をしているのです。
それでもまだ知らない単語や漢字が沢山あると思いませんか?

それに比べて、英語は26文字のアルファベットの組み合わせで単語ができています。
日本語の組み合わせに比べたら少ないと思いませんか?
文法が確かに日本語とはかなり違うために覚えるのが大変ですが、
これは「英語を話したり書いたりするルール」と割り切って考えたほうが精神的に楽です。

どうしてここでこうなるのだろう?と疑問に思い、色々と調べていくうちに迷宮に入り込んだりして、
ますます訳が分からなくなります。
そこはもう専門の研究家の先生たちにお任せして、ひたすら「ルール」として割り切るのも
苦手意識を緩和する1つの手段だと思います。そして例文とともに単語の順番を覚えていきます。

それから、私たちが英語を苦手としているように、英語を母国語とする人たちも日本語を苦手としている
とわかれば、お互いさまのような気がしますよね?
ましてや、世界で最も難しい言語の1つを流暢に操っている日本人はスゴイ!
現在英語の勉強に苦しんでいる方には、そう思って気楽に楽しみながら学習を続けて欲しいと願います。

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芝原晶子
専門家

芝原晶子(通訳・翻訳)

AST Translation Service

専門分野は技術英語。建築プロジェクト、ビジネス会議、医療通訳、観光ガイド、海外用プレゼン資料・技術マニュアル・ビジネス文書翻訳、外資系企業の秘書及び海外赴任の経験があり、海外ビジネスの常識を熟知。

芝原晶子プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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