まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ群馬
芝原晶子

工業系・技術系企業の海外向け事業を支える英語翻訳者

芝原晶子(しばはらあきこ)

AST Translation Service

コラム

通訳のお仕事の種類③番外編~文化の通訳~

通訳

2017年6月29日 / 2018年10月22日更新

今回は番外編として、【文化の通訳】についてお話したいと思います。

【文化の通訳】とは、日本人スタッフ(企業)と外国人スタッフ(企業)間にある
「文化の溝」を埋めることです。

どんな溝があるかと言うと…

《日本サイド》
遅刻ばっかりして!(実際に2~3分現場到着が遅れてる場合が多い)
自社製品をゴリ押ししてくる!(外国人にとっては普通のアピール)

《外国サイド》
えっ?遅刻?ちゃんと来たじゃない?2~3分遅い?別にそんなの大丈夫でしょ?
(遅刻のうちに入らないと思っている)
自社製品の良さをわかってもらわなくちゃ!(日本人がたじろいでいるのに気付かない)

今思いつくのはこんな感じです。これは実際に私が長期で入った通訳の現場で起こったことです。

遅刻に関しては、日本サイドへは「南国タイム」であることを説明し(マレーシア人だったため)、
外国サイドへは「日本の10分前行動」の慣習を説明します。

製品のアピールに関しては、日本サイドへは「外国は押しが強いことが多い」と説明し、
外国サイドへは「日本人は押しが強いのは好きじゃない(謙虚なのがいい)」と説明します。

こうして、少しでも双方のわだかまりが少なく、お仕事をスムーズに進められるように、
双方の文化の違いを通訳します。

厳密には、【通訳】という仕事の範囲外ですが(実際に「そこまでするの?」と驚かれたことがあります)、
ちょっとした誤解を解くことで関係がより良くなるのですから、そのお手伝いをしたいと思っています。
ビジネスの世界では、誤解したままでお互いに損することを最も避けなければならないと思うからです。
完全に理解はできないまでも、文化の違いを知ることによって、そこからの歩み寄りが大事だと思います。

過去に、外資系小売店が自社のやり方を日本の新店舗のスタッフに教育し、
そのスタイルを変えないままでいたところ、あっと言う間に閉店撤退となったそうです。
日本の消費者の心を捉える、「文化の溝」を埋められなかったのでしょう。

またその逆で、海外へ進出した日系企業が現地の文化慣習を取り入れながら、
現地従業員に日本流サービスの教育をしたところ、開店当初から順調な売上だったそうです。
こちらは「文化の溝」を埋められましたね。

皆さまに気持ち良くお仕事をしていただくために、今後も【文化の通訳】を続けていこうと思います。

この記事を書いたプロ

芝原晶子

芝原晶子(しばはらあきこ)

芝原晶子プロのその他のコンテンツ

Share

芝原晶子プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
080-7085-8308

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

芝原晶子

AST Translation Service

担当芝原晶子(しばはらあきこ)

地図・アクセス

芝原晶子のソーシャルメディア

facebook
Facebook

芝原晶子のソーシャルメディア

facebook
Facebook