【番外編】卒業生のお母様から、生徒を紹介して頂き、暑中見舞いまで頂きました。
なぜお子さんを「いい大学」に入れたいのか?なぜ浪人してはだめなのか。
だって「就職が…。」という保護者の皆さんに。
「いい大学」ってどこですか
このコラムをご覧の保護者様へ。いま、頭の中にある具体的な大学名を挙げて下さい。東京大学でしょうか。
この質問を自塾の入塾面談ですると、地元の国立大学や有名な私立大学を具体的に挙げられることがあります。したがって「いい大学」の定義は、保護者の持っている独自の尺度に基づいた「いい」であり、入試ランクや大学のブランド力は様々です。
●「そんな大学では就職が」と刷り込むように言い続ける方に。直ちにやめていただきたい。
保護者の偏った価値観に基づく言われ続けた子どもが、自己肯定感を高く持ち続けることができるでしょうか。自分が置かれた場所を保護者から全否定された子どもが、充実した学生生活を送ることができるでしょうか。
学歴が全て ですか。唯一無二のものですか。
確かに、一部の学歴フィルターが働く大手企業での新卒採用では、極めて重要な要素でしょう。
しかし、ご自身の職場を想像してみて下さい。出身大学が立派でも一緒に仕事をしてみて微妙な人っていますよね。一方で、学歴がなくても能力が高く仕事のできる人っていますよね。学歴って、あくまで人物評価時の尺度の一つですよね。総合的な人物評価は人間力そのものを見抜かれるはずです。
現在の日本社会では、学歴とは、大学の卒業歴のことを指す場合がほとんどです。学歴がある程度の能力があることを担保する「信用材料」の一つだと思います。
もう一度伺います。「いい大学へ浪人しないで行きなさい。」という考え方は絶対的正義でしょうか。
保護者から「勉強しろ」「頑張れ」という激励って
お子さんは頑張って勉強しているはずです。保護者さんから「勉強しろ」「頑張れ」とだけ、抽象的な激励することは、必ずしも的を射ないかもしれません。
なぜならば、保護者さんは、お子様が効率の悪く的はずれな勉強をしているかどうかを正しく評価できるでしょうか。
志望大学に合格するための受験勉強とは、お子さんの現状の実力を把握すること。そして、合格最低点を理解しそれを超えるための計画と実行をすることだと考えます。
「入試」から「選抜」される時代だから
今は大学入試でなく「入学選抜」をされます。国公立大学だけに限らず、有名な私立大学の一般入試では、志願者全員が行きたい大学に入学できるとは限りません。むしろ合格できない受験生の数のほうが圧倒的に多いのです。
「不合格」って精神的にけっこうきます。そして「浪人を認めない」「他大学は合格しても入学させない」という状況に追い込むことは、過度なプレッシャーが掛けパフォーマンスを落とすことになります。その結果「来年から自分の居場所がないかもしれない」という状況で試験に望んで、最大限のパフォーマンスが出せるのでしょうか。お子さんにプレッシャーを掛けすぎて、手足を縛るような窮屈をさせていませんか。
柔軟な枠組みを組まないと、子どもがパフォーマンスを大きく落とすことになります。進路選択に関しては、可能な限り柔軟な選択ができないかを模索し続けていただきたいです。一方で、学習方法や教材などについては、細かく手入れや口出しをせず、目の前の問題を解き切るための努力に集中させていただきたいです。
【加藤の提案】
合格最低点を超えるため前だけ向けて走っていけ。一つの狭い考え方に固執しないこと。その一つの狭い考え方を子どもに強要しないこと。
いい大学に入れたい!! と浪人は認めない。は同時成立しません。【保護者のための大学受験講座】#2
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