#1 公募推薦に落ちた。何で??今後どうしよう??
前回のコラムでは、公募推薦に不合格になったアナタに、今後の受験をどう乗り切るかを考えるかの導入を行っています。
#1 公募推薦に落ちた。何で??今後どうしよう??
#2 公募推薦に落ちた。同じ大学に、一般入試でまた受験したら
#3 理系なら、推薦落ちた→一般受験 強行もやむなし。
#4 数学IAIIだから、今から勉強し直せば何とかなる??
公募推薦で不合格になって、かなり焦っているアナタに。
このシリーズでは、不合格になったアナタと一緒に、一般入試で、大学合格を勝ち取るための受験戦略を考えていきます。
覚えることが多すぎる 日本史・世界史
公募推薦で不合格になり、一般受験で合格を目指すアナタが、直面する問題の1つに、「数学はムリ。仕方がないので、3科目入試なら、日本史かな??」と、日本史・世界史での受験に望む場合があります。
もし、今から受験に向けて、日本史や世界史の復習を始めようと思ったら、、書店で全範囲がカバーできる参考書を見つけてみて下さい。あまりの分厚さにびっくりしませんか??
今から、教科書の最初から覚えなおしても、絶対に間に合わない
普通科高校では、日本史B・世界史Bは、基本的に2年間かけて全内容を定着させることが基本になっているはずです。この科目を、今から2ヶ月で、入試に通用するレベルにすることはできるのか??
私感ですが「今から2ヶ月で数学IIを仕上げる」ことより無理難題だと思います。
もともと、日本史・世界史のテストで点数の取れる生徒は、歴史が好きで、学校の授業はしっかり受けており、教科書・参考書などを自発的に読み込んで、知識の習得を苦なくやっている生徒が多いです。一方で、受験に必要だから、仕方なく日本史・世界史を勉強している受験生は、膨大な暗記に苦しめられるはずです。
近・現代史の復習と「漢字で解答」への対応を
センター試験の日本史・世界史は、正誤問題ばかりのマーク形式です。しかし、私立大学の一般入試では、日本史・世界史ともに、漢字で解答することが必要になる場合があります。必ず、受験予定の大学の過去問から、出題傾向を確認して下さい。
「マーク模試やセンターでは、歴史は点数が取れる!!」と、自信があるアナタは、今から、漢字の書き取り練習を始めて下さい。書店に行けば、漢字練習をするための、日本史の参考書も存在します。
また、高校の授業に合わせて、学習内容の復習をしていると、教科書の後半を授業で扱わないことがあります。
日本史なら、「戦後史は、現代社会でやっているのでパス」とか、世界史なら「現代史は、政治経済の国際政治でやっているのでパス」などと、学習が手薄になることが懸念されます。
近・現代史の知識の習得・復習を最優先しましょう。