米国のインフルエンザ大流行はワクチンのせい?
インフルエンザ、やっと減少へ?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘インフルエンザ、やっと減少へ?’という報告です。
インフルエンザの2018年第6週(2018年2月12-18日)の定点当たり報告数は45.38(患者報告数223,928)となり、前週の定点当たり報告数54.33よりも減少した。都道府県別では高知県(67.67)、山口県(62.82)、大分県(60.28)、宮崎県(57.17)、鹿児島県(56.66)、北海道(55.39)、福岡県(53.22)、岩手県(52.09)、埼玉県(51.37)、沖縄県(50.81)、千葉県(50.30)の順となっている。8道県で前週の報告数よりも増加がみられ、39都府県で減少がみられた。全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は521ヵ所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は30ヵ所(1都1道2府17県)となった。
受診者数減少も、今シーズンの累積受診者は1,632万人に
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を第6週に受診した患者数を推計すると約239万人となり、第5週の推計値(約282万人)よりも減少した。年齢別では、0~4歳が約26万人、5~9歳が約50万人、10~14歳が約34万人、15~19歳が約16万人、20代が約14万人、30代が約19万人、40代が約26万人、50代が約19万人、60代が約17万人、70歳以上が約20万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,632万人となった。国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第2~第6週)ではB型が最も多く、次いでAH3型、AH1pdm09型の順であった。
猛威を振るったインフルエンザもようやく現象の兆しが出てきたようです。ただ、B型がメインだったものがA型にシフトしてきている可能性も否定できませんのでまだまだ注意は必要と思われます。