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今春、花粉の飛散には注意?

佐藤浩明

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テーマ:医療マメ知識

今春、花粉の飛散には注意?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘今春、花粉の飛散には注意?’という報告です。

 年が明け、花粉の飛散が気になる時期に入ってきた。NPO花粉情報協会理事で気象予報士の村山貢司氏は、2017年12月同協会主催のセミナーで、2018年春のスギ・ヒノキ花粉飛散量についての予測結果を公表した。北陸を除く全国の観測地点において、過去10年の平均(10年平均)より飛散量が増加し、東北南部から関東、東海地方ではかなり多くなる見込みであるという。

 その年の花粉飛散量はさまざまな気象条件に影響を受けるが、中でも前年7月中旬~8月中旬の日照時間は大きな要因であり、その時間が長いほど飛散量は多くなる傾向にある。また、前年の飛散量が少ないと翌年は多くなる可能性が高いとされる。村山氏は全国における昨年7月の日照時間について、瀬戸内地域を除いて大半の地域で平年より長く、東北地方や東海地方では多くの地域で平年比120%を超えていたと報告し、各観測地点における今年の飛散量を予測した。
 
 北海道地方では、東北地方からの花粉の移流がある函館市においては飛散量が10年平均(約600個)を上回るとした。東北地方は全体的にスギ雄花数が過去10年平均より多く、飛散量は大船渡市、いわき市ともに10年平均を大きく上回ると予測された。

 関東地方では神奈川県のスギ雄花数が突出して多く、一昨年および10年平均の2倍以上となり、東京都も一昨年および10年平均を上回った。それに伴い、飛散量も東京都千代田区、横浜市、小田原市(神奈川県)で昨年、10年平均より多い見込みである。北関東の各観測地点では、昨年の飛散量が少なかったために10年平均よりおおむね1.5倍になるとみられる。

 北陸地方の飛散量も10年平均程度にとどまるとされた。東海地方はヒノキ花粉が比較的多く飛散することが考慮され、飛散量は多数の観測地点で10年平均をやや上回ると予測。昨年に比べると名古屋市では約5倍、大垣市(岐阜県)は約3倍の飛散が見込まれる。

 例年、花粉症の方々は花粉の飛散時期になると憂鬱な思いをなされていることかと思います。残念ながら今シーズンの飛散量は東北地方では特に多いと予想されている様ですので飛散開始の1ヶ月前頃より予防的に薬剤服用を開始した方が良いかも?知れませんね!
18.1.16 朝陽

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専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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