インフルエンザの流行状況!
県により流行しているインフルエンザウイルス型に違い?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘県により流行しているインフルエンザウイルス型に違い?’という報告です。
11月26日までの1週間で、全国的に流行期入りしたインフルエンザ。気になるのは流行しているウイルスのタイプだが、国立感染症研究所の集計によると、全国的にはA/H1N1pdm2009が47%と最多だった。ただし、岩手県、栃木県、富山県、石川県など8県はA/H3N2のみで、地域的に流行ウイルスが異なることも明らかになった。
感染研のインフルエンザウイルス分離・検出速報(2017年12月1日)によると、全国的にはAH1pdm09亜型の検出件数が146件(47%)と多く、AH3亜型が98件(32%)、B型が64件(21%)だった。B型では山形系統が86%と多く、ビクトリア系統は11%だった
都道府県別に見ると、青森県、福井県、長野県、滋賀県、和歌山県、島根県ではAH1pdm09亜型のみだった。北海道、茨城県、兵庫県、福岡県も80%以上となっている。一方、岩手県、栃木県、富山県、石川県、山梨県、岡山県、山口県、鹿児島県では、AH3亜型のみとなっている。
例年、高齢者施設などを舞台に、インフルエンザの院内・施設内集団感染が発生することがある。ワクチンを接種してしたにもかかわらず発生した事例もあり、感染予防への細心の注意が必要となっている。
*インフルエンザ診療Next取材班の記事を抜粋し、一部改変
少なくとも私が知る範囲で今までに県により流行ウイルスの型が違うという年はなかった様に思いまし、この時期にインフルエンザB型が出ている事も非常にまれだと思われます。この様に3タイプのウイルスが同時進行で出現していることからそれぞれが小流行で終わるのかも?知れませんが、場合によってはそれぞれがそこそこに流行って大流行になる可能性も否定出来ませんので今シーズンはインフルエンンザの流行状況に関しては細心の注意が必要な様ですし、状況が分かり次第様々な情報もアップして行きたいと思います!