医師は変人なのか?
サザエさん症候群?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘サザエさん症候群?’という報告です。
皆さんはサザエさん症候群という病名をご存知でしょうか?正式な病名ではありませんが、いわゆるサザエさん症候群は心療内科や精神科では一定の認知度がある概念の様です。これは、日曜日の夕方、「サザエさん」が始まる頃になると気分が憂欝になるというものです。明日から仕事や学校が始まるというプレッシャーに由来する、軽い抑うつ状態と考えられます。海外では「Blue Monday」と呼ばれています。
Blue Monday、いわゆるサザエさん症候群について論じた日本の報告によれば、月曜日の自殺率が全年齢層の男性で高いことがわかりました(自殺率)。そして火曜日、水曜日と進むにつれて、この比は減衰していくこともわかりました。また、生産年齢層と呼ばれる脂の乗り切った男性で自殺率が高いこともわかりました。そりゃ働いているから、ストレスを感じることも多いわけですからね。一方、女性の場合、就労している層が男性ほど多くないからか、曜日ごとの差はみられなかったようです。 また、男女ともに休日、祝日における自殺は少なかったようです。
やはりネックは月曜日ですね。サザエさん症候群だと自覚している人は、月曜日は注意して出勤するようにしましょう。また、病的だと思うならば早めにしかるべき医療機関へ相談するようにしてください。そして、日曜日の夕方にサザエさんを見ないことが大事かもしれません。
*倉原優先生(近畿中央胸部疾患センター)のコラムを抜粋、一部改変
私も一時期はこの様な気分になったこともあった様な来はしますが(笑)まあ、それだけサザエさんという番組が日本ではメジャーになったという証かも?知れませんね。