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ファミレスは全面禁煙で売り上げアップ?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「ファミレスは全面禁煙で売り上げアップ?」という報告です。
たばこを吸わない人が煙を吸う受動喫煙の対策として、全席禁煙を実施したファミリーレストランで売り上げが伸びたという調査結果を産業医科大学の研究チームがまとめた。研究チームは店の禁煙化は客と従業員の健康のために必要であり、店の経営にも有利だとしている。
同大学の研究者らは、2009~12年の改装をきっかけに受動喫煙対策を強化したファミレスに協力を依頼。喫煙席と禁煙席が隣り合う状態から、店舗の一部に専用喫煙室を設ける「全席禁煙」に変えた141店と、喫煙席と禁煙席を壁で仕切る「分煙」に変えた16店で、売り上げの変化を調べた。その結果、全席禁煙の店舗は改装前と比べ、改装後の1年目に2%、2年目に3・4%売り上げが増えた。一方、分煙の店舗の売り上げは1、2年目ともにほとんど変わらなかった。
飲食店の原則禁煙を盛り込んだ健康増進法改正案の今国会への提出を目指す厚生労働省に対し、飲食業界は売り上げの減少を懸念している。同研究者は「たばこを吸わない人は喫煙者よりも多く食事をし、支払額も大きくなる傾向にある。全ての席を吸わない人向けにするのが経営にもいい影響が出る」と話している。
2020年の東京五輪に向けて国会でも受動喫煙対策が論議されているようですが、与党自民党議員からも反対意見が出されている様です。彼らも色々な団体から陳情等もされており、なかなか単純に推進出来ない立場になるのかも?知れませんが、国民全体のことを考えた場合には当然、通さなければならない法案だったのでは?と思うのは私だけでしょうか。少子高齢化が叫ばれて久しくはなりましたが、将来の子供達の健康も真剣に考える時期に来ているのかも知れません。
クリニックの雛ツバメ達...いつの間にかこんなに大きく成長していました!