暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「朝食抜きは危険?」という報告です。
朝食を食べない習慣の人は、食べる習慣の人よりも、男性の循環器疾患による死亡リスクと全死亡リスク、女性の全死亡リスクが有意に上昇することが、鳥取大学での研究で明らかになりました。朝食を食べる習慣は、食事パターンのマーカーであり、健康的なライフスタイルの有用な予測因子です。朝食を抜くことで不健康な影響があることは、多くの研究で報告されていますが、朝食抜きと死亡との関連を検討した研究は少ないのです。
そのため、本研究では、朝食抜きと癌・循環器疾患・すべての原因による死亡との関連を調査し、日本人の生活習慣が癌とどのように関連していかを明らかにすることを目的に行われました。参加者は1988~90年にベースライン調査を完了し、2009年末まで追跡調査が行われました。朝食を食べる習慣の有無で参加者を2群に分け、比較しました。
主な結果は以下のとおり。
19.4年の追跡期間中に、癌で死亡した人は5,768人、循環器疾患で死亡した人は5,133人、すべての原因により死亡したのは1万7,112人でした。
朝食抜きは、不健康な生活習慣に関連していました。朝食抜き群は、朝食を食べる群に比べ、男性の循環器疾患による死亡リスクと全死亡リスク、女性の全死亡リスクが有意に上昇したそうです。