暑い時の水分補給には何が良いのか?
米国心臓協会(AHA)と米国脳卒中協会(ASA)が発表した新しいガイドラインによると、初回の脳卒中リスクを低下するためには、健康的な生活習慣が極めて重要だという。
今回のガイドラインでは、運動、血圧管理、果物・野菜・全粒・種子・鶏肉・魚を中心とした地中海食またはDASH食(高血圧予防食事法)を勧めている。
ガイドラインによる勧告は以下の通りだ:
・地中海食またはDASH食にナッツを加えて摂る。これらの食事法では、果物・野菜・全粒の穀物や種子・鶏肉・魚を中心に摂取する。特に、大量の果物や野菜を勧め、赤身肉、チーズ、バターなどの飽和脂肪を制限している。
・携帯型の血圧測定バンドを用いて自宅で血圧を測定し、運動、適切な食事、体重増加に気をつけることで、高血圧の発症を防ぐ。毎年、医療機関で血圧検査を受ける。降圧薬を服用しても効果がない場合は、医師に調整を相談する。
・食事中の塩分を制限する。
・喫煙しない。前兆を伴う偏頭痛がある場合に喫煙は脳卒中リスクを高め、また同様に、喫煙と経口避妊薬も脳卒中リスクを高める原因となる。二次喫煙も避ける。
ガイドラインの主著者は、危険因子の多くは変更・抑制できるものだと話す。「特に、脳卒中の原因の90%を占める高血圧は防ぎうるものであり、新規の脳卒中を予防するための改善の余地は多くある。脳卒中は致死的でないことが多いものの、発症すれば長年の身体的・感情的・精神的障害が生じる。しかし、これは回避しうる障害だといえる」と同氏は述べている。
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