35年越しの大型二輪挑戦記 第6回 卒業検定を受けてきました。結果は・・・・・・

レンタル819熊本空港店を出発して約1時間。
熊本市街地を抜けると、景色は少しずつ変わり始めました。
ビルや住宅が減り、緑が増え、空がどんどん広くなっていきます。
「もうすぐ阿蘇だ。」
その期待感だけで、自然と笑顔になっていました。
バイクだからこそ感じられる景色
車で何度か阿蘇を訪れたことはありました。
しかし、バイクで走る阿蘇はまったく別世界でした。
窓ガラスはありません。
エアコンもありません。
あるのは、ヘルメット越しに感じる風と、大自然の匂いだけです。
草原を吹き抜ける風。
木々の香り。
太陽の暖かさ。
そして、標高が上がるにつれて少しずつ変わる空気。
五感すべてで阿蘇を感じることができました。
「これがツーリングなんだ。」
そんなことを何度も思いました。
CB1300だから味わえた安心感
今回の相棒は、ホンダ CB1300スーパーボルドールSP。
1,284ccという大排気量のエンジンは、決して速く走るためだけのものではありませんでした。
登り坂でも、アクセルを少し開けるだけで力強く前へ進んでいきます。
追い越しや加速も余裕があり、「無理をしなくても思いどおりに走れる」という安心感がありました。
また、カウル(風防)の効果も想像以上でした。
胸に当たる風がやわらぎ、長時間走っていても疲れにくいのです。
大型ツアラーバイクが長距離ツーリングに人気なのも納得でした。
景色よりも心に残ったもの
阿蘇には、どこを見ても絶景が広がっています。
思わずバイクを止めて写真を撮りたくなる場所が、次から次へと現れます。
でも、不思議なことに、一番心に残ったのは景色そのものではありませんでした。
「65歳になって、またこんな感動を味わえるなんて。」
その気持ちでした。
年齢を重ねると、新しいことに挑戦する機会は少なくなります。
「もういいかな。」
「今さら始めても。」
そんな言葉が頭をよぎることもあります。
しかし、この日、CB1300に乗って阿蘇を走りながら、私は改めて思いました。
挑戦することに、年齢は関係ない。
新しい景色は、新しい一歩を踏み出した人だけが見ることができるのです。
走ることが目的になる場所
阿蘇には有名な観光地がたくさんあります。
もちろん、それらを巡るのも楽しみの一つです。
しかし、バイクで走ってみて感じたのは、「目的地」よりも「走る時間」そのものが楽しいということでした。
目的地へ急ぐのではなく、道そのものを楽しむ。
風を感じながら、自分のペースで走る。
それこそがツーリングの醍醐味なのだと実感しました。
阿蘇の道は、ライダーにそんな贅沢な時間を与えてくれる場所なのです。
次回予告
次回はいよいよ、ライダーの聖地ともいわれる「大観峰」へ。
初めて目にした阿蘇の大パノラマと、CB1300とともに過ごした忘れられない時間についてお話ししたいと思います。
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