35年越しの大型二輪挑戦記 第6回「気がつけば、教習が楽しみになっていました」

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:バイク

大型二輪教習を始めた頃の私は、不安でいっぱいでした。


750ccの教習車を目の前にして、

「重い……。」

思わずそう感じました。

実際に乗ってみると、400ccとはまったく違うパワーとトルク。

少しスロットルを回しただけで前へ飛び出そうとする加速感に戸惑いました。

さらに一本橋。

若い頃は比較的得意だったはずなのに、何度挑戦しても脱輪。

クランクやS字でも思うように走れません。

教官からは、

「佐々木さんは、もう少し練習が必要かもしれませんね。」

と言われ、正直かなりへこんだこともありました。

帰りの車の中で、

「これで本当に大型二輪免許が取れるのだろうか。」

そんなことを考えた日もありました。

ところが最近、自分でも不思議な変化に気付きました。

教習の日が近づくと、

「今日はどこまでできるようになるかな。」

そんなことを考えるようになったのです。

以前は、

「うまくできるだろうか。」

という不安の方が大きかったのですが、今は少し違います。

もちろん一本橋も完璧ではありません。

クランクやS字もまだまだです。

しかし、少しずつコツが分かり始めてきました。

昨日できなかったことが、今日は少しできる。

先週怖かったことが、今日は少し怖くなくなる。

その小さな成長が面白いのです。

考えてみると、最近こんな経験は久しぶりかもしれません。

大人になると、

仕事もある程度経験を積み、

日常生活でも慣れたことが増えていきます。

もちろんそれは良いことなのですが、一方で「新しくできるようになる喜び」を感じる機会は少なくなります。

ところが大型二輪教習では違います。

毎回、新しい発見があります。

毎回、小さな成長があります。

そして何より、自分の課題がはっきり見えます。

だから面白いのです。

65歳になって、こんな気持ちになるとは思っていませんでした。

若い頃は、

「免許を取ること」

が目的でした。

しかし今は少し違います。

もちろん免許は取りたい。

でもそれ以上に、

「学ぶことそのものが楽しい」

と感じています。

もしかすると、大型二輪教習は免許取得だけではなく、自分自身の可能性を再確認する時間なのかもしれません。

年齢を重ねると、

「もう歳だから」

という言葉を耳にすることがあります。

私自身もそう思うことがあります。

しかし教習所へ通うたびに感じるのです。

人は何歳になっても成長できる。

そして何歳になっても新しいことを楽しめる。

そのことを大型バイクが教えてくれているような気がします。

今では教習の日が少し待ち遠しくなりました。

さて次回は、どんな壁が待っているのでしょうか。

そして、どんな成長が待っているのでしょうか。

“The more I ride, the more I smile.”
(乗れば乗るほど、楽しくなる。)

35年越しの夢への挑戦は、まだまだ続きます。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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