【第12回】 その充電、寿命を縮めています

「ストレージの空き容量が不足しています。」
突然スマホにこんな表示が出て、
「ストレージって何?」
と困った経験はありませんか?
さらに、
「写真を消したほうがいいの?」
「アプリを削除しないとダメ?」
「128GBって何の数字?」
スマートフォンには、初心者には分かりにくい言葉や数字がたくさん出てきます。
今回は、その中でもよく質問される「スマホの容量=ストレージ」について、できるだけ簡単にお話しします。
ストレージは「スマホの収納スペース」
難しく考える必要はありません。
スマホのストレージは、家でいえば押し入れやクローゼットのようなものです。
例えば、収納スペースに、
洋服、本、バッグ、布団……
と次々に物を入れていけば、いつかいっぱいになりますよね。
スマホも同じです。
写真、動画、アプリ、音楽、書類などを保存していくと、少しずつストレージが使われていきます。
そして収納スペースがいっぱいになると、
「もう入りません!」
という状態になります。
これが「ストレージの空き容量が不足しています」という状態です。
64GB、128GB、256GBって何?
スマートフォンを購入する時、
「128GBにしますか?256GBにしますか?」
と聞かれたことはありませんか?
GB(ギガバイト)は、データを保存できる容量を表す単位です。
ここでは細かい仕組みまで覚える必要はありません。
簡単に言えば、
数字が大きいほど、たくさん保存できる。
まずはこれだけ覚えておけば大丈夫です。
64GBより128GB。
128GBより256GB。
数字が大きくなるほど、大きな収納スペースを持ったスマホだと考えてください。
ただし、表示されている容量のすべてを写真などの保存に使えるわけではありません。スマホを動かすためのシステムなどにも容量が使われています。
何が容量を使っているの?
「そんなに保存した覚えはないのに……。」
そう思う方もいるでしょう。
特に容量を使いやすいのが、写真と動画です。
最近のスマートフォンはカメラ性能が高く、とてもきれいな写真や動画を撮影できます。
その分、一つ一つのデータが大きくなることがあります。
特に動画をたくさん撮影する方は注意が必要です。
そのほかにも、
アプリ
音楽
ダウンロードしたファイル
メッセージなどに保存された写真や動画
など、さまざまなデータがストレージを使用しています。
まず「何が多いのか」を確認しよう
容量がいっぱいになった時に、いきなり大切な写真を削除する必要はありません。
まず、
「何がストレージをたくさん使っているのか?」
を確認してみましょう。
iPhoneやAndroidスマートフォンには、設定画面からストレージの使用状況を確認できる機能があります。
「写真が多い」
「動画が多い」
「ほとんど使っていないアプリが容量を使っている」
などが分かれば、何を整理すればよいのか判断しやすくなります。
家の片付けでも同じですよね。
何が収納スペースを占領しているのか分からないまま、大切な物から捨てる人はいないと思います。
スマホも、まず中身を確認してから整理することが大切です。
写真を消す前にバックアップを確認
ここは特に注意していただきたいところです。
「容量がいっぱいだから写真を全部消そう!」
と慌てて削除するのはおすすめできません。
家族との写真。
旅行の写真。
お孫さんの成長記録。
こうした写真は、一度失うと二度と撮り直すことができません。
GoogleフォトやiCloudなどのクラウドサービスを利用している場合も、写真がどのように保存・同期されているかを確認してから整理しましょう。
「クラウドにあるからスマホ側を消しても大丈夫だろう」と思って削除したところ、設定によってはクラウド側からも削除される場合があります。
分からない時は、詳しい人に確認してから操作するほうが安心です。
使っていないアプリも見直してみよう
スマホを長く使っていると、
「一度だけ使って、その後まったく開いていない。」
そんなアプリが増えてきます。
例えば、
旅行の時だけ使ったアプリ。
以前利用していたお店のアプリ。
試しに入れたゲーム。
こうしたアプリが残っていないでしょうか。
不要なアプリを整理することで、ストレージに余裕ができる場合があります。
ただし、削除すると保存データなどが失われるアプリもありますので、必要な情報が残っていないか確認してから削除しましょう。
「容量が大きいスマホを買えば安心」なの?
では、次にスマホを購入する時は、一番容量の大きなモデルを買えばよいのでしょうか。
必ずしもそうとは限りません。
写真をあまり撮らず、動画もほとんど保存しない方と、毎日のように写真や動画を撮る方では必要な容量が違います。
大切なのは、
「自分はスマホを何に使っているのか?」
を考えることです。
現在使っているスマホのストレージ使用量を確認しておけば、次回の機種変更で容量を選ぶ時の参考にもなります。
ストレージとクラウドは別物
もう一つ覚えておきたいのが「クラウド」です。
スマホ本体のストレージが「自宅の収納」だとすれば、クラウドはインターネット上に借りる収納スペースのようなものです。
写真やデータをクラウドにも保存しておくことで、スマホの故障や機種変更に備えられる場合があります。
ただし、クラウドにも容量の上限や料金、同期の仕組みがあります。
「クラウドを使えば何でも自動的に安全になる」というわけではありません。
まずは、
スマホ本体の保存場所と、クラウドの保存場所は別のもの。
この違いを知っておくだけでも、スマホのデータ管理がかなり分かりやすくなります。
まとめ
「ストレージ」という言葉は難しそうですが、考え方はシンプルです。
スマホのストレージ=スマホの中にある収納スペース。
写真や動画、アプリなどを入れていけば、いつかいっぱいになります。
容量が不足してきたら、
① 何が容量を使っているのか確認する
② 不要なデータやアプリを整理する
③ 大切な写真はバックアップを確認してから扱う
この順番を意識してみてください。
そして、スマホの中も家の収納と同じです。
時々中身を確認して、整理する。
それだけでも、スマートフォンを快適に長く使いやすくなります。
難しい専門用語を全部覚える必要はありません。
「ストレージ? ああ、スマホの収納スペースね!」
まずは、それが分かれば十分です。
また一つ、「スマホマスター」に近づきましたね。
次回予告
次回は、
「スマホのバッテリー、なぜ減るのが早くなる?長く使うために知っておきたい充電の基本」
をお届けします。
「買った頃より電池の減りが早い」
「100%になるまで毎回充電したほうがいい?」
「充電しながらスマホを使っても大丈夫?」
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よくある疑問や勘違いを整理しながら、スマホのバッテリーと上手に付き合う方法をご紹介します。
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