語ったあとに訪れる“迷い直し”:決断は一度きりじゃない
コストコに行くと、
たまに思う。
……でかい。
何もかも、
だいたい大きい。
その中でも、
ポテトチップス。
普通なら、
袋を見ただけで分かる。
「おやつです。」
ところが、
コストコに置いてあるやつは違う。
袋そのものがでかい。
……ものすごく、でかい。
持った瞬間、
……お、重い。
ポテトチップスってこんなに重かったっけ??
とずっしり感に怯む。
おやつの顔をしていない
普段のポテトチップス。
「ちょっと食べよう」
くらいのものだったはず。
ところが、
このサイズになると、
「ちょっと」がない。
袋を抱えている自分を見ると、
なんだかおかしい。
ポテトチップスを買っているというより、
餌を仕入れている。
犬を飼っている人が、
ドッグフードの大袋を持っている。
あんな感じ。
……私って犬?
袋の中身より、袋が気になる
しかも、
このサイズ。
一度開けたら、
最後まで食べるのか。
途中で閉じるのか。
そもそも、
これを「一袋」と呼んでいいのか。
スーパーで買うポテトチップスなら、
「一袋食べちゃった♪」で済む。
でも、これを一袋食べたら、
ちょっとした事件。
「ポテトチップス一袋、完食しました」
……袋のほうが、
「本当に?」と言いそう。
そして、私は考える
こんなにある。
食べられる。
でも、食べる必要はない。
なのに、
「大容量だからお得」
と言われると、
急に買う理由ができる。
……いや。
お得なのは、食べる量じゃない。
おなじみのお菓子全てがでかい。
そう思いつつ、また袋を見る。
……でかい。
やっぱり、でかい。
目が釘付け。
ポテトチップスなのに、
だんだんドッグフードに見えてくる。
……誰の餌だ。



