飯塚市のコロナ影響事業所向け相談窓口対応
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
チホズスタジオは福岡市に拠点を置き、オンラインや訪問をあわせた産業カウンセリングを実施。
他にも実施していることは
- 産業カウンセリング及びコンサルティング。
- 人材育成の仕組みづくりのための自発的行動を促す教育研修。
- 「業務改善・組織変革」の企画提案実施。
- チホズ文字分析による人材分析及び提案。
電話番号偽装(スプーフィング)は、近年急増している詐欺手法の一つ。
私たちの身近な安全を脅かす問題です。
一昨日、伊勢法律事務所の所長弁護士から提供されたものです。
詐欺師が警察署や金融機関などの正規の電話番号を偽装して電話をかけてくる事例が発生しているそうです。
この手口は、電話の発信者番号を偽装して、警察署や金融機関などの信頼できる機関からの連絡に見せかけることで、個人情報や金銭をだまし取ろうとするもの。
SNSの乗っ取り、個人情報の流出やアカウント売買、国際的な犯罪組織の関係から被害は拡大しています。
今回は、最近報告されている新しい手口にも触れながら、具体的な防止策を詳しく解説します。
電話番号偽装(スプーフィング)とは?
スプーフィングは、詐欺師が発信者の電話番号を偽装する技術を利用して行われます。
一見すると、電話のディスプレイに表示される番号は警察署や銀行などの正規の番号に見えます。
ですが、実際には詐欺グループが発信しています。
この手口の背後には、高度な技術と心理的な戦略が組み合わさっており、信頼性を感じさせる巧妙な仕組みがあります。
スプーフィングの具体例
発信者番号の偽装 技術を駆使し、警察署や金融機関の正規の番号を表示。
信頼感の悪用 表示される番号に基づいて話を聞いてしまい、結果として詐欺に巻き込まれるリスクが増加。
本物の電話かどうかを見極める方法
詐欺を見抜くためには、冷静な判断と確認のプロセスが欠かせません。
以下のポイントを押さえておきましょう。
公式番号への折り返しを徹底する
電話を一旦切り、公式サイトや公共のリソースで正しい連絡先を調べてからかけ直す。
警察署や金融機関に直接確認を取ることで信頼性を確保できます。
金銭の要求は疑うべき
「お金を振り込無用に指示」
「キャッシュカードの回収」
「調査用口座への送金」
そんなありえない要求があった場合、それは詐欺である可能性が高い。
ですが、相手にそう思わせるような言葉巧みな心理操作と誘導を行う。
だれしも不安のスイッチが入ると危機回避のために判断力が落ちてしまうことを利用したものです。
コロナ以降から、とにかく負のスイッチが入ることは簡単。
入った後は、思考停止から言うなりになってしまいがち。
産業カウンセリングでも多々見られていることもあるので、どうぞ用心してくださいね。
専門機関への相談をためらわない
不審な場合は、地元の警察署や「#9110」に即座に相談しましょう。
また、周囲の人にも状況を共有することで冷静な判断をサポートしてもらえます。
注意すべき詐欺事例
「押収品の中からクレジットカードが見つかった」との電話
最近、特に経営者を狙った以下のような詐欺が報告されています。
詐欺の流れ
警察を装う電話
「詐欺グループの押収品からあなたのクレジットカードが見つかった」と告げ、不安を煽ります。
逮捕状や出頭命令で脅迫
逮捕状や会社口座の凍結をちらつかせ、早急な対応を求めます。
調査用口座への誘導
「社員の給料を支払うため」と称して、詐欺グループの口座へ資金を振り込ませようとします。
幸いにも、これを未然に回避した方々の事例が報告されています。
ですが、何も知らない状況であると、同じ状況下で冷静さを保つことは難しいように誘導させられているもの。
そんな電話が来る時は心がザワザワするかもしれません。
先ずは、一旦は落ち着くこと。
地元の警察署や「#9110」に即座に相談しましょう。
弁護士事務所からのアドバイス
この情報は、伊勢法律事務所の所長弁護士から提供されたもの。
詐欺の手口に関する知識を深め、被害を未然に防ぐために、専門家のアドバイスを活用することが重要です。
法律の専門家は、詐欺被害に遭った場合の対応や、事前の予防策についても具体的な助言を提供してくれます。
結論:冷静な対応が詐欺被害を防ぐ鍵
電話番号偽装を含む詐欺手法は、信頼を悪用する巧妙になっています。
近年では、日本人を誘拐し、海外で犯罪に加担させる犯罪組織もある時代。
言葉巧みに誘導してお金を振り込ませる詐欺は益々増えています。
とはいえ、以下を意識することで被害を防ぐことが可能です。
- 表示された番号を鵜呑みにせず、電話を切って折り返し確認。※偽装だったら繋がらない。
- 金銭の要求や個人情報提供の要請は詐欺の可能性が高いので不審に思うこと。
- 情報を正しく共有し、詐欺の被害を未然に防ぐために、慌てないこと。
- 迷わず警察や「#9110」に相談する。
大切なことは、
- 届いたメールに安易に返信をしないこと。
- かかってきた電話の指示を鵜呑みにして回答をせずに電話を切る。
- 公式サイトや公式電話番号に連絡をすること。
- 携帯電話には自動録音サービスがあるので録音する。
日常を脅かす犯罪者は国際的な広がりを見せています。
勿論、犯罪をする人が悪いに決まっています。
ですが、そうも言っていられないほどに悪の組織は巧妙化している時代です。
インターネットを悪用して被害が増えているいま、自分の身を守るための自立した対策が必要です。