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コラム

人の世も自然界と同じ仕組み

2019年1月8日

テーマ:心のあり方のヒント

コラムカテゴリ:ビジネス

営業は種まき

営業や新人研修など、
人材を育成する時に良く使っていたのが、
「種まき」と「肥料や水やり」そして「収穫」の例え話。

お客様に電話をしたり、定期的にご挨拶やお話を聞きに伺ったりする。
最初は、きっかけ、情報提供し、定期的にコンタクトを取る。
そして欲しいと思ってもらうタイミングを掴み、商品を購入してもらう機会を創出すること。

きっかけは種
情報は肥料や水やり
定期的なコンタクトは、水やりや草むしりなどの身の回りのお世話
タイミングを待つは、食べごろになるまで我慢
購入機会の創出は収穫

として、新人研修の時に、営業するときのたとえ話として、畑の作物の種蒔きと収穫に例えて話をしていた。

でも、この種まきの話には、まだまだ先がある。

自然界は、とてもシビア。
同じ種を、同じ畑に、毎年同じ時期に蒔くと、どんどん収穫量が減る。
そして、段々おいしくなくなっていくし、病気にかかりやすくなってきて、育てにくくなる。
その上、必要以上のお金や手間がかかる。

人の世も全く同じで、同じ商品を売り続けていくと、買ってくれる人が減るし、売上げも減る。

だからこそ、私は合成肥料や即席栽培に頼ることなく、
しっかりと有機で土壌をたがやし種をまく。
だけど、毎年同じ種をまき続けはしない。
同じ種は3年が限界。

種まきと同時に情報収集は必須

新しい種を蒔いたら、3年後にどんな種をまくか、アンテナを張り続けるし、新しい品種が出たら、マークしておくことも必須。
収穫した実をおいしいと堪能するには、最初に手をしっかりとかけてタイミングを逃さない。

でも、一件全く違う種をまいたと感じていても、大切なことやそのモノ自体の本質は不動でいる必要がある。
全く違う種だとしたら、一からやりなおしだから、今までの経験はみずのあわになってしまう事もある。

全く違う種をまくには、まず違う畑を用意。
そして、用意した違う畑に今までと同じ種をまく。
そして、今まで使っていた畑には、新しい違う種をまいていく

そうやって、自分のフィールドが広がっていくのかもしれない
でも、これは一例であり、私の土壌づくりはこの限りではないのです。

皆さんはどうされていますか?

時計と芽

この記事を書いたプロ

鎌田千穂

業務改善と人材育成のプロ

鎌田千穂(Chi-ho’s studio)

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