むちうちは事故で起こるだけではない
こんにちは上杉です。
先日、首が全く動かない女性の方が来院されまして、話を聞くと
もともと肩の凝りと首の違和感があったので
病院にかかったところレントゲン写真を撮ったあと、画像診断にて特に問題ないとのことでリハビリ室に回ったそうです。
そこで、首から肩周りの筋肉が硬く凝っているとのことで、押さえたり揉んだりされたそうなのですが
その日の晩には、首周りの痛みがひどくなって寝られなかったそうです。
いわゆる揉み返しですね。
硬くなっている筋肉に対してマッサージをしてしまうと
この様に揉み返しの痛みを伴ってしまうことがあります。
これはなぜかというと
揉んだり押さえることが全部悪いわけではないのですが
誤ってしまうと筋肉の組織を痛めてしまう・壊してしまうからです。
揉み返しがひどい時は
もし揉み返しがひどい場合は炎症を起こしています
- 患部を冷やす
- 少しずつ動かす
冷やすときは氷水を入れた氷のうで痛みの部位、熱感のある部分にあてて冷やす。
長くても10分ほどまでにとどめて10分ほどの間隔をあけて3回繰り返します。
そして痛みが出ない範囲で少しずつ動かしていきながら緩めていきます。
そうすることで、数日たつと徐々に痛みは改善されていきます。
日常の首や肩の凝り
今回の方の場合は、痛いのを我慢して強く揉まれた結果、ひどい揉み返しを起こしてしまいましたが、
出来れば、揉んだり押さえたりではなく
セルフケアで身体を動かして筋肉の長さを変えていきながら硬さを取っていくのが望ましいです。
当院においても、施術のあとにはセルフケアをお伝えしています。
硬くなってしまうのには必ず理由があって
それを解消するために日常生活動作の改善から
日々のセルフケアが必要になります。
硬さ・凝りは身体からの合図
首・肩のコリは、身体からのメッセージです。
それに合わせて少しずつでもよいので体のケアをしていってあげることで
大ごとにはならず、すぐに改善しやすくなると思いますので。
時には自分の身体の点検、ケアをしてあげてくださいね。
本日もご覧いただきまして誠にありがとうございました。