「仕事なんだから」が通じない部下に仕事をさせる
部下の言葉を先回りしてませんか?話を最後まで聞いてますか?と聞くと、
「いやいや、そんなことはしてないよ」
「俺は最後まで話をきいてるよ」
と言われるかもしれません。
部下の話を聞くと話の「オチ」がわかるし次のアクションもパッと思いつきますよね。
「できる上司」や「たよりになる上司」のイメージのひとつは、部下に対してズバズバと指示をだしている姿ですよね。
でも、「オチ」がわかるし次のアクションも思いつくので、「あ、それ、〇〇しておいて」と言っていませんか。
その時、ちょっと考えてほしいのは、
部下の話しはまだ続いているかも
しれないのです。
自分の話しを聞いて欲しい願望
D・カーネギーの名著『人を動かす』で
「どんな人でも潜在的に自分の話しを聞いて欲しいと思っている」
と言っています。
なので、逆に、
話をきいてくれない人に対して不満
をもちます。
なので、最後まで話をきかないという行為は、それだけで不満を持たれるのです。
そして、不満がたまると「あの人は話をきいてくれない」と思われると信頼関係が損なわれます。
ミスジャッジを生む
報告を中断させると、詳細な事実を確認できない場合があります。
最初の報告でかならずしも自分の欲しい情報が引き出せるとは限らないので、最後まで話を聞かなければ、
ミスジャッジ
をしてしまう可能性がでてしまいます。
しかも、そのミスジャッジのせいで成果が出なかったりクレームが発生したりすると、さらにあなたに対する
信頼が下がってしまいます。
先が読めない
それに、最近は「過去の延長線上に未来があるとは限らない」ので先が見えません。
話を最後まで聞かないと適切な「打ち手」が打てなくなる可能性があります。
これらを考えると、部下の話を聞かないことによる影響はとても大きいのです。
「ああ、それはね・・・」と言うまえに、ちょっとだけ立ち止まって、部下の話しをきいてみませんか。
本になります
こういった部下のマネジメントや育成についてまとめた物が、みらいパブリッシング様より
2024年5月28日に出版される予定です。
タイトルはまだ仮ですが