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「ちゃんとやってるのに」と言う部下に

2017年10月25日 公開 / 2020年5月31日更新

テーマ:管理職

コラムカテゴリ:ビジネス

こんには成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。

「ちゃんとやってるのに」と言う部下はいませんか?

意図が通じず
「いやいや、そりゃそうなんだけど、、、」とか「なんでわからないの」
と思う事はありますよね。

何故、その様な事がおこるのでしょうか?
それは、やるべき行動のレベル感をお互いに合意できていないからです。

たとえば、「遅刻をしない」という原則があります。

この原則に対して、あなたはどの様に考えていますか?
管理職のあなたであれば、
「業務が開始されるときには仕事が開始できる様に、間に合う様に来る」

ではないでしょうか?

だから、「遅刻をしない」というのは、「始業前に仕事の準備を整えておける時間に来る」
ということですね。
これは、時間にして5分から10分ぐらい前には出社して席についているという事ですよね。

一方、学生に聴くとどうでしょうか?
「遅刻をしない」というのは、「授業の開始前に部屋に入っていれば良い」ではないでしょうか?

たぶん、こんなノリですよね。

新入社員はどうでしょうか?
おおかた、同じ認識じゃないでしょうか?

それなので、「遅刻せずに来てください」といっても、
ギリギリ滑り込み、そんな姿を見て、あなたはストレスがたまる。。。


「パンが焼きあがったら教えて!」
と言っておいても、
・商品の出来上がる時間帯が重要なのか
・出来上がる個数

今は、分かり易く「遅刻」の例ですが、
仕事をする上で、何を、いつまでに、どのレベルまで、行うかについて認識を合わせておく必要があります。

「あ~、〇〇さん、これやっておいて~。」
「ハイわかりました。」

となったとしても、あなたが望む内容を相手から得る事ができないはずです。

「いつまでに」の内容についても、
最終期日が×月×日であったとしても、

A「大まかな骨子を〇月〇日までに作って、それを見ながら何回か打ち合わせして仕上げよう」
B「70%の完成度のものを△月△日までに作って、それを確認した後に×月×日までに仕上げて」
C「×月×日までに完成版を作り終えて出して」

なのかにもよります。


それなので、お互いに認識を合わせておくことがとても大切です。

めんどくさいかもしれませんが、
「〇〇という仕事をするのは、どういう事か」

と話をして合意しておくことが重要なのです。

この記事を書いたプロ

岡本陽

経営者と従業員をつなぐ人材を育成するプロ

岡本陽(IMソリューションズ株式会社)

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