「ちゃんとやってるのに」と言う部下に

岡本陽

岡本陽

テーマ:管理職

こんには成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。

「ちゃんとやってるのに」と言う部下はいませんか?

意図が通じず
「いやいや、そりゃそうなんだけど、、、」とか「なんでわからないの」
と思う事はありますよね。

何故、その様な事がおこるのでしょうか?
それは、やるべき行動のレベル感をお互いに合意できていないからです。

たとえば、「遅刻をしない」という原則があります。

この原則に対して、あなたはどの様に考えていますか?
管理職のあなたであれば、
「業務が開始されるときには仕事が開始できる様に、間に合う様に来る」

ではないでしょうか?

だから、「遅刻をしない」というのは、「始業前に仕事の準備を整えておける時間に来る」
ということですね。
これは、時間にして5分から10分ぐらい前には出社して席についているという事ですよね。

一方、学生に聴くとどうでしょうか?
「遅刻をしない」というのは、「授業の開始前に部屋に入っていれば良い」ではないでしょうか?

たぶん、こんなノリですよね。

新入社員はどうでしょうか?
おおかた、同じ認識じゃないでしょうか?

それなので、「遅刻せずに来てください」といっても、
ギリギリ滑り込み、そんな姿を見て、あなたはストレスがたまる。。。


「パンが焼きあがったら教えて!」
と言っておいても、
・商品の出来上がる時間帯が重要なのか
・出来上がる個数

今は、分かり易く「遅刻」の例ですが、
仕事をする上で、何を、いつまでに、どのレベルまで、行うかについて認識を合わせておく必要があります。

「あ~、〇〇さん、これやっておいて~。」
「ハイわかりました。」

となったとしても、あなたが望む内容を相手から得る事ができないはずです。

「いつまでに」の内容についても、
最終期日が×月×日であったとしても、

A「大まかな骨子を〇月〇日までに作って、それを見ながら何回か打ち合わせして仕上げよう」
B「70%の完成度のものを△月△日までに作って、それを確認した後に×月×日までに仕上げて」
C「×月×日までに完成版を作り終えて出して」

なのかにもよります。


それなので、お互いに認識を合わせておくことがとても大切です。

めんどくさいかもしれませんが、
「〇〇という仕事をするのは、どういう事か」

と話をして合意しておくことが重要なのです。

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Mybestpro Members

岡本陽
専門家

岡本陽(経営コンサルタント)

IMソリューションズ株式会社

会社の利益を残す仕組を作るコンサルティングと利益を出すための行動を教える研修を行います。他の管理職研修と異なるのは「利益を出すための“行動“を教える研修」であり、利益を意識した人材の教育を行います。

岡本陽プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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