いい上司になるためのワンポイント②「視線を合わせる」
管理職育成コンサルタントの岡本です。
久しぶりに「素晴らしいな!」と思う方がいらっしゃいました。
先日、某社で情報セキュリティの研修をしていた時の事です。
通常、研修の冒頭は、その会社の偉い方から挨拶があるのが一般的です。
その方が挨拶の冒頭、受講する管理職の方々をまえに挨拶された内容が素晴らしかったので、紹介いたします。
「管理職の皆さん、何故情報セキュリティは何故必要なのでしょうか?
何故時間を取って学ぶのでしょうか?
皆さんの認識や、研修テキストには、“組織を守るため”と書いてますが本当にそうでしょうか?
今回、みなさんが学習する本当の目的は人を守るためです。
組織を守る前に、人を守るためです。
ヒューマンエラーは基本的にルールがきちんと浸透してない、うっかりで発生してます。
若い部下達がひとたびセキュリティの事故を起こせば、その部下は悪ければ懲戒処分などで、将来がなくなります。
処分を受けなかったとしてもルールを守れない人とのレッテルを貼られ、それがつきまとってしまいます。
みなさんが、きちんと部下の教育をすることは部下の将来を守る事につながります。
その目的を忘れずに受講してください。」
すばらしい挨拶でした。
「情報セキュリティは何のためか?」という問いに対して
「人を守るため」と言われた方は初めてでした。
「部下を守るのが上司の仕事」とのメッセージを管理職の方伝えておられた。
こういう会社は発展するのだろうなと感じました。
管理職の育成は企業・組織にとって重要です。
管理職が継続して成長できるかどうかが企業・組織の発展の重要な要因になります。
こんな上司になってみたくないですか?