いい上司になるためのワンポイント②「視線を合わせる」
管理職育成コンサルタントの岡本です。
あなたに周りに、目標を設定してもいつも達成できない部下に目標達成させる3つのポイント、
1つ目は達成マインドの設定
2つ目は目標設定時に達成できる様に目標を立てる事
3つ目は目標設定後に達成させるプロセスを考える事
の中で、「達成マインド」「達成できる様に目標を立てる」についてお話しました。
今回は「達成させるプロセスを考える事」についてお話します。
「目標設定した後にどの様にプロセスを考えますか?」と聞くと、
「どうせPDCAだろう」でしょうか?
PDCAは重要なのですが、今回は“教科書的な事”ではなく、目標を達成させるためにどの様にフォローするかについてお話します。
(※PDCAは別の機会お話ししますね)
部下に目標を設定させて半年後に「どうできた?」になってませんか?
おそらく、この方法であると一部の部下しか目標を達成できないはずです。
しかし、「俺はできてたけどな」「逆に、目標立てたのになんでできないの?」
と思ってませんか?
あなたは優秀だから管理職になったのです。すべての部下はあなたと同じぐらい優秀ではありません。
上司として部下に目標を達成させるためには何が必要でしょうか?
それは「目標を把握しておく」と「仕事を与える事です」。
もちろん、目標は把握してますよね。
仕事も与えてますよね。
「ん?それと目標を達成させる事がどの様に関連するのか。」
そう思われているのではないでしょうか。
実は「設定させた目標を達成するために“関連する仕事を与える”」ことが重要です。
関連する仕事を与えることで、設定した目標をクリアできるので、部下にしてみれば断然達成しやすくなります。
前回「SMRAT」のお話しをしましたが、立てた目標には「関連のある“Relevant”」が必ず入っているはずです。
つまり、本来、関連のある目標をたてているはずなのに、自分の仕事との関連性を見いだせず、仕事をしながら達成する事ができず、わざわざ別に時間を取って実行しなければならない様な錯覚に陥っているのです。
そこで、上司は部下の目標が頭に入っているので、
「Aさんの目標は××だったな、いい機会なので〇〇に取り組ませよう」
と、仕事を与えるのです。
そうすれば、部下は自分の仕事をこなしているだけで自然と目標が達成できる様になります。
それなので、常に目標を把握しておき、必要な時に必要な仕事を与える事が重要なのです。