「諦める」メリット

西岡惠美子

西岡惠美子

テーマ:自己啓発



諦める、って、良くないイメージのほうが強いですよね。
「Give up」みたいな、白旗上げて逃げる感じかもしれません。
それ自体も個人的には全然アリだと思っていますが、「諦める」は尚更悪いこととは思いません。
要は「諦める」ことを前向きに活用すればいいのです。


メリット①:執着や思い込みから解放される


何かを諦められずにいる状態とは、モノや状況、人、未来に執着してこだわっている状態です。
拘り、ではなく「目指している」と言える状態なら問題ありません。
しかしそこだけを見て視野が狭くなり自分が疲れ切って毎日が楽しくないなら、そのこだわりに価値はありません。

諦める、とは、毎日の生活に色んな楽しみや価値や幸せがあることを思い出すための、思考の転換です。

諦めることで、こだわりによって自分がどれほどエネルギーを消耗していたかに気づくことが出来ます。

メリット②:視野が広がる


何かに執着している状態とは、狭くて窓もない空間に閉じこもって同じ作業だけ延々と繰り返している状態に似ています。
何もないわけじゃないけれど、目の前にあるもの以外は見えないし、手に入りません。

諦めることで、狭い空間から外へ出ることが出来ます。
何かにこだわっていた時は、見るもの感じるもの考える者全てに対して「こだわりのテーマ」がふるいになってしまい、そこに引っかからないものは全てスルーしていたはずです。

諦めることで、そのふるいを手放すと、今までスルーしていた物の中に実は価値があるものがたくさんあったことに気づけます。

得が増えるのです。

メリット③:選択肢が増える


諦めることが出来ると、メリット①の「●●であるべき」というこだわりから解放されます。
そして視野が広がり色んなものに価値があることに気づけることで、選択肢が増えます。

今までは「正社員で働く」ことだけが価値がある働き方だと思っていたけれど、そこから解放されたときに色んな働き方があり、それぞれに価値があることに気づきます。

そうすると、本当にやりたかったことが見えてきます。
正社員で働く、というのは手段に過ぎず、自分がやりたかったことは何か、に目を向けることが出来るようになります。

思い込みによって限定されて行き詰っていた展望が、一気に広がるのが「諦める」ことのメリットです。

【ポイント】前向きな諦めは、軌道修正


あえて諦める道を取ることに、ネガティブな要素は一つもありません。
それはただ軌道修正をするだけです。
人は常に変化します。自分の体も心も考えも変化するし、関わる環境も変わります。大きな視点から考えれば社会も世界も変わります。
変化し続ける中で自分だけが何か一つにこだわり続けることは、そもそも無理があるのです。

今の自分に本当に相応しい道は何か、を考えるきっかけを与えてくれるのが「諦める」選択です。



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西岡惠美子
専門家

西岡惠美子(カウンセラー)

惠然庵(けいぜんあん)

私自身がケアラー(病人のケア、療養サポートをする人)です。自身の経験と専門知識による「メンタルケアラーカウンセリング」でケアラーのサポートと成長、家族支援を行います。

西岡惠美子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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