自己肯定感を育てるために必要なもの
最近、遊んでますか?
子どもの頃夢中だった遊びすら「大人だから…」とやめてしまったものはありませんか?
大人の遊び(というとなんか良くないことっぽく聞こえるけど…)というよりも、子どもがやるような他愛無い遊びのことです。
遊び心は大人にこそ必要です。
「遊び」の4つのメリットをご紹介します。
メリット①:責任からの解放
大人には影のように「責任」がついて回ります。
家庭での責任、仕事上での責任、社会人としての責任。
それを放棄することはほぼ不可能です。考えるな、と言われても、考えてしまいます。
そして責任は、ほとんどの場合「負担」を伴います。
しかし、遊んでいる間ならどうでしょうか?
夢中になって絵を描いたり、アスレチックを制覇したり、ゲームに夢中になっている間は、責任とか責務なんてどこかに行ってしまいます。
縛りの無い自由を再体験できます。
メリット②:言葉ではないものからの理解
人は言葉でものを考え、それを誰かに伝えます。
文字や声にしなくても、頭の中で何かを思い浮かべる時にはどこかしらに言葉を使っています。
言葉はとても便利です。しかし、時に嫌なものも連れてきます。
例えば不安、恐怖、不快、不満。
一つの言葉が以前の経験を触発して違う概念を呼び起こし、気がつけば最初とは全く違うことを考えていることも少なくないでしょう。「負の連想ゲーム」が止まらなくなります。
遊びは、言葉を必要としません。
ルールはあるでしょう。でもそれすら、自分一人でやるなら固く考えすぎる必要はありません。
言葉ではないものから、普段は気づかないもに気づけるチャンスでもあります。
メリット③:問題から距離を取る
責任が付いて回る大人は、24時間自分の「役目」から離れることが出来ません。
役目とは、自分がその場・関係性にいる「意味」です。とても大事なものです。
しかし、責任と役目がセットになると、そこには「問題」が発生することも少なくありません。
問題は、密着しているとその全体像が見えません。
全体像が見えていないのに取り組もうとすると、必要以上に問題が大きく見えてどこから手を付けていいか分からなくなります。
一旦、距離を取ることが必要です。
その時に、「責任」から解放してくれる「遊び」はとても有効です。
リフレッシュもかねて、責任をあえて放棄して遊びに没頭することで、問題から距離を取ることが出来ます。
遊び終わってからもう一度問題を見つめ直しましょう。
以前は見えていなかった部分まで視界に入ってくるので、解決への糸口が見つかるはずです。
メリット④:子ども時代の補完
子どもの頃、「早く大人にならなくては」と思っていた人はいませんか?
皆よりも早く、一つでも多くのことが出来るようになることが優秀さの証しで、大人に近い証拠のように思って、年相応の子供らしさから目を逸らしていたことはありませんでしたか?
時間が経てば自然と体が大人になり、学年も上へ進んでいくので、その時点に見合った成長をしていけばよかったのに、勿体ないことをしていた、とは思いませんか?
子ども時代の、封印していた願望を取り戻すチャンスです。
昔欲しかったぬいぐるみも、おもちゃも、大人になった今なら何でも自分で買うことが出来ます。
それを止める人もいません。
満たされない思いを抱えたまま成長するのは、宿題を持ち続けるようなものです。
遊び心を思い出すことで、昔の自分を満足させてあげましょう。
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リフレッシュしましょう、気分転換は大事です、趣味を持ちましょう。
と言われると、急に肩に力が入ってしまいます。
でも「子どもの時好きだったもの」と思うと、記憶をたどる作業だけでいくつか思い付きませんか?
大人も子供もない、いるのは「自分」だけです。
自分が好きだったことで、自分を解放しましょう。