英検1級道場ー英検準2級、準2級プラス、2級の違いを考えてみました

山中昇

山中昇

テーマ:英検1次試験に関する情報

2025年度第1回から英検2級と準2級の間に、準2級プラスという試験が追加されました

英検のホームページで試験問題とリスニングのスクリプト/音源が公開されたので、3つの試験の違いについて研究してみました

参考:2025-1試験問題は下記の英検HPで入手できます
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/

■実際に解答してみて実感したことを以下に羅列します

・準2級と2級にはかなり大きなレベル差がある

・準2級と準2級プラスのレベル差は明確に意識するのが難しい

試験問題の構成も考慮すると、準2級プラスは2級を簡単にしたというイメージで考えるとわかりやすい

◇級が上がることに、
・単語問題では、日常的な単語に加えて、より抽象的な語彙や社会的事象に関する単語が出題される

・読解問題においても、より抽象的な内容の文章や話題が増え、文章理解のレベルアップが問われます
 社会的事象が出題されます

 今回2025-1 2級読解問題の間違いの選択肢、難度が上がったように感じます
 準2級プラスは、素直な4択が多いと思いました。

・要約問題でも、文章量(問題文も要約文も)が増え、抽象的な概念が増えていきます

・英作文は意見を述べるだけではなく、論拠や具体例を求められるようになる
 より理論的な内容を求められ、二次対策になります(二次試験もこの点が求められます)

・リスニングも上記と同様の傾向が見られます

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英検準2級プラスを追加した理由は、2級合格が難しいという高校生が多いためと理解しています

そうであれば、英検が準2級プラスを追加したのは、準2級を合格しても2級合格が難しくて、その後の英検受験を諦めるのを防ぐために、受験者確保を目指しているのではという穿った見方もあります

準1級と1級の間の壁はさらに巨大であることから、将来、準1級プラスが追加される可能性があるかもしれません

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英検1級道場は、英語学習に関する様々なサポートをマンツーマンの対面で提供しています
興味がある方は下記をごらんください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/seminar/

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山中昇
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山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算89回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

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