英検1級道場-パス単で勉強するのは合理的です 2016-2の1級問題を数字で検証しました
毎回、英検の試験ごとに、旺文社の「でる順パス単」で勉強することの意義を分析してきました
2023-2までの試験では「でる順パス単」だけでは足りないことを繰り返し証明してきました
英検1級、準1級ともに同様の結果がでていました
ところが、2023-3、2024-1、今回の2024-2の試験では、そこそこ使えるツールだということが証明されました
今回は準1級でも同様の傾向が出たことをお知らせします
結論から言いますと、最新版の「でる順パス単」で勉強することは十分ではないが、そこそこ有効であるという評価になりました。
「でる順パス単」(2021年版)を完全にマスターしていたら、今回の試験では11/18点とれた
(2024-1から25→18に変更という結果です! (検証には2021年6月28日発行 5訂版を使用)
注:品詞が違う場合もカウントしています(試験では名詞だが、パス単では動詞や形容詞で出ている、反意語でinがついているなど)
■単語
・総単語数56(4択X14問)
・その内、パス単に出ている単語 31→55%
・その内、パス単に出ていない単語 25→45%
・正解の単語14個の内、パス単に出ているものが8個 →57%
すなわち、パス単でしっかり勉強していれば、単語14問中8問確実に正解できたということです!
■熟語
・総熟語数16(4択X4問)
・その内、パス単に出ている熟語8個 →50%
・その内、パス単に出ていない熟語8個 →50%
・正解の熟語4個の内、パス単に出ているものが3個→ 75%
すなわち、パス単でしっかり勉強していれば、熟語4問中3問確実に正解できたということです!
合計すると、72個の単語・熟語のうち 39個、54%がパス単に出ていました。 また、正解18個の単語・熟語の内、パス単に出ているものが11個、61%あったということです!
つまり、今回の結果だけをみると、準1級の単語問題で正答率を上げるためには「でる順パス単」で勉強すれば、そこそこに点数がとれるということになります
ちなみに、準1級の数字はほぼ1級と同程度の数字でした
1級の分析は下記をご覧ください
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5175658/
これは英検対策としての話です。
これまでも述べていますが、『でる順パス単』は語彙数を増やすためには役立つ資料です。右ページ(短い例文集)を丸暗記すれば、かなりの英文を読みこなすことができるようになります
2級以下は調査していませんが、多分、同様の傾向ではないかと思われます
どなたか、同じことをやっている人がいたら連絡ください、記事として取りあつかいます
英検1級道場では、3級300問、準2級600問、2級600問、準1級1400問、1級1800問の英検過去問を集めており、短い用例で英文そのものをまるごと理解する形で単語・熟語を正確に理解する勉強法を採用しており、目覚ましい学習効果を上げています。
ちなみに、私は旺文社とは一切の利害関係がないことを宣言します!
『でる順・パス単』の古いバージョンも英検には役立つかもしれません。
以下の情報も参考にしてください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5127601/