英検1級道場-反省の弁 2016-1英検1級2次試験を私自ら受けてきました 更新1
英検1級2次試験に連続して落ち続けている方から、以下のような質問がありました。
「1級2次試験に5回続けて落ちました。受験する会場を変えた方が合格の可能性がありますか?」
以前にも同じような問い合わせがありました。
また、合格者の体験談の中にも、受験会場を変えたら合格した、という報告があるそうです。
上記の質問には、私は即座にこう答えます。
「受験会場を変えることに意味はありません。むしろどこの会場で受けても合格できる力をつけましょう」
今回2023年度に2次試験に合格を果たした受講生は、下記の状況でした。
6回目で合格 6回とも東京
4回目で合格 4回とも地方都市A
いずれも受験回数を重ねるごとに、レッスンを重ねるごとに実力を伸ばして合格をつかみました。
2023-2の初挑戦で合格した人は、上記の質問をしてきた人と同じ会場でしたが、1回で合格しています。(1次試験合格までは遠い道のりでした)
また、聞いた話ですが、地方都市で不合格が続いたので、東京で受けたら、今までで最低点を食らった。東京は受験者が多く、帰国子女も多いので、レベルが高いのです!
私も英検1級2次試験は30回以上受験していますが、会場を変えようと思ったことは一度もありません。もちろん同じ会場ながら、トピックもバラバラ、点数もバラバラ(かなり上下あります)。
できたと思っても点数が低かったり、全然ダメだと思ったときほど点数が高かった、などという例が目白押しです。
2次試験は、面接なので、その時その時の真剣勝負。運も不運もある。その覚悟で臨んでいます。
どこの会場が受かりやすい、どの面接官がよかった、などという本来の主旨と関係のない評価があるなら、英検を受ける意味がどこにあるのでしょうか?
合格証書を手に入れるだけのために受験するのであれば、本末転倒だと言わざるを得ません。
いずれ、現場で恥をかくことになります
「あれ----、君は1級合格ではなかったの? あんなスピーチしかできないんだ、フーン----」
2次試験は確かに難しいです。不合格が続くと、だんだんと自信がなくなります。
その結果、自分の実力が正しく評価されていないように感じ、
「受験した場所が悪かったのではないか」、
「面接官と相性が合わなかったからではないか」、
「予想外のトピックばかりだったからだ」などと、いろいろな言い訳を考え始めます。
受験対策と称し、楽な合格方法はないかと探し始めます。
対策は、一つしかありません。 自分の実力を上げることです。
どんなトピックが出ても、質問が出ても、堂々と答えられるようになること。
精神面を鍛えることも含めて、準備をしていくことしかありません。
多くの受講者の体験記を読めばそのことが明らかになります。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5005557☚合格体験記多数あり
英検1級道場では、合格するためだけに英語の指導をしているわけではありません。
手練手管、小手先のことは教えません。
英語の総合力を鍛えていくことで、結果として、どんな英語の試験であっても合格できると考えています。
英語学習は、英検1級合格が終着点ではありません。
むしろ、英検への挑戦を通じて、ご自身の英語力を鍛え続けていたただきたいと思っています。
英検1級道場の受講生の中には、1級合格後も、さらに複数回の合格を目指している方が多数おられます。 合格で終わりではなく、むしろ合格後こそ実力が問われることに気づいたからです。
私はそのような方たちを応援していきたいという想いで、自分自身の実力を鍛えるために英検1級挑戦を続けているのです。