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コラム

英検1級道場-「英検1級合格大作戦」(2008/12/06)から抜粋した記事を紹介します(体裁修正版2023/08/30)

2023年8月26日 公開 / 2023年8月30日更新

テーマ:その他、番外

コラムカテゴリ:スクール・習い事

ファイルを整理していたら、「英検1級合格大作戦」と銘打った記事が見つかりました

2008/12/06なので15年経過していますが、英検1級合格を目指す取り組みで重要なポイントは何も変わっていないと確信しました
65ページもある記事なので、要点だけ抜き出し、読みやすく編集した記事にしてみました

各章に書いてあることは、マイベストプロの英検1級道場のコラムに、単元別に整理して収納してあるので、ご覧ください
コラムの一番下に「コラムのテーマ一覧」というコーナーがあり、「英検1次試験に関する情報」「単語力向上のために」「読解力向上のために」などのフォルダーの中に関連記事がすべて収納されています

皆さんの参考になれば幸いです

---------------------------------------------

奇跡の英検1級合格大作戦


目次

序章  

第1章 私の英語遍歴

第2章 英検1級について

第3章 英検1級合格の秘訣

第4章 単語の勉強方法
   こちらをご覧ください →https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5008317

第5章 英作文の書き方
   こちらをご覧ください →https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5008318

第6章 リスニングの勉強方法
   こちらをご覧ください →https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5003334

第7章 読解の勉強方法
   こちらをご覧ください →https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5008319

第8章 英検1級穴埋め問題の攻略 → 第7章の記事をご覧ください

第9章 英検1級長文問題の攻略 → 第7章の記事をご覧ください

第10章 時間配分と管理

第11章 勉強を継続する方法

第12章 ここで教えています


 

序章


私の手元に一冊の本があります。「英語の資格を取ろう」1993年4月初版。本屋で見つけたのは1994年秋でした。これに触発されて本格的に勉強を始め、様々な試験に挑戦し始めたのは1997年春でした。今、その本を手にとって読み直し、10年間の軌跡を振り返ってみると、感無量です。

当時読んで、いつかあんなふうになりたいという憧れと、自分の力ではとてもじゃないけどあんなこと無理だという無力感を感じたのですが、その自分が、本の中で紹介されていた4つの資格すべてを取り、しかも、英検1級は、20回合格、通訳ガイド試験と国連英検特A級も2回ずつ合格し、最近はその経験を人に教え、合格のためのアドバイスをし、それが良い結果に結びついて多くの合格者から喜びの声を聞くことが多くなりました。14年前にはとても予想できなかったことです。

そんなことが続き、一人でも多くの英語学習者の学力向上を助け、喜ぶ顔を見たい! その思いが高じ、自分の経験をこの場で紹介することで世間のお役に立ちたいと考えるようになったのが、この記事を書いたきっかけです。

私は、或るメーカーで、32年間、普通のサラリーマンを続けてきました。海外営業に17年間携わり、イギリスの販売会社に出向して5年過ごした経験はありますが、元来は専門の英語教師ではなく、また、語学で有名な大学の英文科を出たわけでもありません。でも、そんな私だからこそ、元々が英語のプロではなかった私だからこそ、これから紹介する私のここ10年間の経験は、きっと、世間の多くの英語仲間-学生、主婦、働いている人たち、退職後のシニアの皆さん-の誰にとっても、読んでわかりやすく、うなづき、賛同する箇所がたくさんあり、すぐにでも役に立つ実戦的な内容に溢れていると思うのです。

英語学習で悩んでいる一人でも多くの方に読んでいただき、「英語力が伸びた、合格した」という喜びの声を聞くことができれば、私もとても嬉しいです。

第1章 私の英語遍歴


大学1年生の時に英検2級を受験しました。それほど苦労せず、準備も殆どしないで、すんなり合格したことを覚えています。中学、高校と英語が好きであり、成績も良かったのですが、その延長で試験を受けても問題ありませんでした。

大学3年の秋に英検1級を受けたのですが、最初から最後まで、わけがわからないうちにあっという間に時間が過ぎてしまい、惨めな結果で終わってしまいました。
成績通知葉書もゴミ箱に直行でした。あんな難しい単語を選ばせたり、ちんぷんかんぷんの専門的な論文を読ませたり、あんなハイスピードでしかも込み入ったリスニングを聞かせて何になるのか、この試験は非常識であり、おかしいのではないか、まともな英語学習には役に立たないのではないかと勝手に思い込んでしまったのです。

今思えば、非常識だったのはこの私であり、自分の英語力の無さを試験のせいにしていたのでした。恥ずかしい限りです。こんな態度でしたから、その後、英検とは縁がありませんでした。自分から英検を避けていたというべきでしょう。

そんな私でしたが、会社に入ってから5年目(1981年)に、国内営業から海外営業に異動になり、英語無しでは仕事ができない環境に置かれました。

■私をやる気にさせた動機

<いつか、あんな赤ペン先生が務まるようになりたい>
職場の先輩に、英語の大家がおられ、FAXで送るための手書き文書を持っていくと、赤ペンで、原型を止めないくらいまで修正してくださるのでした。いつかこの人のような力を持ちたいと強く願い、添削作品を丸暗記する日々を過ごしました。

<目標になる同僚登場>
数年後、職場に、外資系航空会社を退職した人が途中入社しましたが、その人の英語力の高さに驚き、いつか、あの人のレベルに追いついてやろうと思っていましたが、目の前の仕事をこなすのに精一杯で、本格的な勉強をスタートさせるには到りませんでした。それでも、同僚を目標にして、リスニングの取り組みをやり始めました。

<悲しい、屈辱の記憶>

忘れもしない、1982年4月のことです。国内営業から海外営業部に異動して2年目の私は、欧州のOEM(相手先ブランド)取引先への装置納入を担当しており、先方のエンジニア(ティーチャークラス)向けの技術研修に通訳として派遣されました。

装置を設計した開発グループの人の通訳をやるのですが、技術的な背景が無いために、技術者の日本語の意味がわからず、何度も立ち往生する場面がありました。それでも、何とか終了させたのですが、契約金額を払ってもらうときに、先方が、サービスマニュアルと研修の費用支払いを渋ったのです。サービスマニュアルの出来の悪さと、技術研修のときの通訳がへたくそだったので充分理解できなかったという点を突かれたのです。

ある日、私は、課長から呼び出され、食事しながらそのことを伝えられました。そして、契約金額は満額支払ってもらうことになったから安心すること、今回のことを教訓にして英語の勉強に拍車をかけるようにとの話がありました。

課長と別れてから、自分がどうしようもなく情けなく、涙をぼろぼろ流しながら、100分間の道のりを歩いて帰ったことを今でも鮮明に覚えています。その日がきっかけでした。一念発起、本格的に英語を勉強しようと思ったのは。

私は、国内営業の5年間で全国ネットのシステムをいくつも決め、6億円近い商売をしてきました。お客様から感謝され、対価としてもお金をきっちり頂戴してきました。ところが、海外営業部に移ったら、お客様からお金を頂戴できない、ゼニの取れない営業マンに落ちぶれたのです。そのことがひどく悲しく、屈辱を感じました。そして、その屈辱をばねにして英語を勉強しました。

2007年夏、私は、その当時の課長と会いました。定年退職を迎えられたからです。食事しながらその話をしましたら、記憶が無い、そんなひどいことを言って申し訳なかったとおっしゃったのですが、私は、心からお礼を申し上げました。

あの一言がなかったら、私は本気になって英語を勉強しようとは思わなかったでしょう。ここに書いたような経験はできなかったでしょう。私の成長を願う先輩の励ましの一言が、私の人生を大きく変えたのです。

今度は私がやる番です。英語の学習で悩んでいる何万人、何十万人もの多くの人にとって少しでも役立つようなアドバイスをすることが私の使命だと思うようになりました。

<病気からの生還-転機>

そんな無精者の私に転機が訪れました。1995年1月早々、突然の脳幹梗塞で右半身が麻痺し、3ヶ月の入院を余儀なくされたのです。一時は、一生涯車椅子生活の不安が脳裏を掠めましたが、真剣なリハビリ訓練によって、わずか3ヶ月で社会復帰を果たしました。

そのとき気がついたことは、会社から離れて、名刺を持たない私には、自分が何者かを語るべきものがほとんど無いことでした。「得意なものは何ですか?」「英語です」と答えようにも、それを客観的に証明するものが何も無いのです。唯一証明で使えそうなものは、古ぼけた英検2級の合格証明書だけです。英検2級の人など世の中に沢山居ます。それだけでは、英語が良くできることの証明にはとてもなりません。そのことに気がついて、少しずつですが、英語の資格試験を研究し、参考書を買い求めて勉強するようになりました。アルクの「TOEIC730点突破、1000時間ヒアリングマラソン」などにも、真剣に取り組みました。

<輝かしい成果>

そのような努力が実ったのでしょう。1997年春に英検準1級を受け、一次、二次ともに高得点で合格。同時期に受けた初めてのTOEICで940点獲得。この勢いを駆って同年秋に英検1級を受験しましたが、3点差で一次試験敗退。単語とリスニングが弱点とわかり、旺文社の参考書を買ってきて徹底的に勉強したことが功を奏し、翌年1998年春に一次、二次ともに合格しました。

まぐれだと思い、同年秋に1級を再受験したら今度も合格。それでも信じられなかったので翌年も受けたら今度は余裕で合格。受験を続けている知人が居たので、合格するまでつきあうことを宣言し、以来、今日まで23回受験してきました。

来る6月15日の2008年度第1回の英検1級も申し込みを済ませており、24回目の受験になります。当面の目標は英検1級50回連続合格を果たして、日本英語検定協会から表彰状をもらうことです。そういう制度があるかどうかは知りませんが。そう言えば、昨年、協会から、突然、「生涯学習奨励賞」が送られてきました。立派なトロフィーと賞状を頂きました。

2000年に通訳ガイド試験に合格(1999年の初受験では1次試験で敗退)、当時は合格者が5%くらいであり、超難関試験でした。

国連英検は、2001年にA級に合格しましたが、特A級は惨めな結果に終わりました。大きな学力向上を実感できるようになった2006年春に合格しましたが、1次試験の点数に満足がいかなかったので秋にも受験。2回連続合格でしたので、まぐれではなかったことを実感しました。

商業英検は、海外営業で仕事していたこともあって、貿易に関する英語を勉強しようと思い、1998年にA級に挑戦して2回目で合格しました(英作文やり直し)。

さらに、世の中にはもっとすごい人たちが居ると聞いて、2001年春に、或る同時通訳・会議通訳専門学校を訪ねました。
ここは入学テストがあり、8000円とられます。

今でもはっきり覚えていますが、Excellent, Good, Fair, Improvement requiredの4段階評価。単語・文法はExcellent、日英通訳はFair、リスニングはImprovement requiredの最低レベルの評価でした。
自分は英検1級を何度も合格しており、通訳ガイド試験も合格していたので、英語はものすごくできると思っていましたが、鼻柱をへし折られてしまいました。

そのレベルの高さに驚愕し、入学したら、初めの頃はクラスでビリでしたが、恩師と呼ぶべきすばらしい先生に出会うことができ、2年半の通学で、英語のリーディングとリスニング力を飛躍的に向上させることができました。普通は、自分でこんなことを言うと恥ずかしいのですが、これだけは、正に実感です。太線部が、クラス募集要項のキャッチフレーズでしたが、看板に偽りはありませんでした。

第2章 英検1級について


■英検1級の位置づけ
•英語難関3大試験の一つ(英検1級、通訳案内士、国連特A級)であり、社会的評価が高い
•合格者は、通訳案内士試験の1次試験英語免除特典あり(2006年度制度変更。社会科は要受験)
•合格者は、一般的に、TOEICで900点台がコンスタントに取れる実力を有する

■英検1級の特徴(2004年度から新傾向に変わり、より実用的になった)
•1次で、読む(単語+読解)、聞く、書く、2次で、話す能力が問われ、4つの能力をバランスよく問う試験
•リスニングと英作文で、配点(得点)の55%(2016-1からは59%)を占める。単語に強くて読めるだけでは合格できない
•リスニング(2016-1からは27%)は、パート1から4まであり、リスニング能力を多面的に問われる
•英作文(2016-1からは32%)は、完全記述式で、論理構成が問われる
•読解(2016-1からは単語25%、読解16%)は、短文の中で、一つ一つの単語の正しい使い方を理解しているかを問われる
•時間配分が大切である(推敲する余裕は無い)

■一次試験:
2016-1のリニューアルがあり、合否判定方式が大きく変化したので、ここでは、それを反映した記事に書きなおしました
単語、読解、リスニング、英作文の4つの単元で実力がチェックされ、R(単語+読解)、L(リスニング)、W(英作文)の偏差値合計で合否が決まる仕組みに変更されました

R、L、Wそれぞれの偏差値が最高850で設定され、その合計が2028を超えていたら合格ということに変わりました
それ以前は、4つの単元(単語、読解、リスニング、英作文)の得点合計で合否が決まっており、毎回、合格ラインが微妙に変化していましたが、リニューアル後は合格点が2028に統一され、国際基準に沿った形になったということです

■二次試験:
下記の4つの分野について採点されます。

Section 1 (SHORT SPEECH)
与えられたトピックについて主要な点とその根拠をまとめ、首尾一貫したメッセージを組み立てる能力評価

Section 2 (INTERACTION
質問に対する応答と会話を継続する能力を評価

Section 3 (GRAMMAR AND VOCABULARY)
幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用する能力を評価

Section 4 (PRONUNCIATION)
正確な子母音の発音・音変化、適切なアクセント・イントネーションを運用する能力を評価
※スピーチのトピックは、5種類の中から1つを選びます

■TOEIC,通訳案内士試験、国連英検との違い
・TOEICは、元々、アメリカに移民する外国人の英語力を判定するための試験であり、日常使うレベルの英語力を、読解とリスニングに分けて判定します。問題数が多くて忙しいですが、文章としては特に難しいものはありません。偏差値で判定され、文章はビジネスレターやホテル内のパンフレットなど、実用的な内容が中心です。

・通訳案内士試験は、独立行政法人 国際観光振興機構が主催する、いわゆる通訳ガイドの資格試験であり、2005年度から制度が大きく変化しました。日本に来る外国人観光客を観光地に案内する職業につく人の適正を問う試験であるため、一次試験では外国語と社会科(日本地理、日本歴史、一般常識)の試験が行なわれます。日本語の要素が大きく、読解問題(日本の特質に関する内容が目立つ)の日本語訳や、日本的事象を表す特殊な単語(野点、襖、皇居など)の配点が大きいですが。リスニングはありません。合格者は2次面接で日本的事象に関する質問に外国語で答え、また、人物考査も行なわれます。

・国連英検は、日本国際連合協会が主催し、外務省後援。試験では、国連組織と活動に関する知識も問われます。英作文は日本の国際貢献など、国連の活動に関連するものが出題されます。読解問題は、幅広い分野から出題され、とにかく問題の分量が多く、こなすのに苦労する試験です。リスニングはありません。二次試験は面接官との質疑応答形式で進められ、国連の活動、日本と世界との関わりなど、幅広い教養、国際感覚、自分のしっかりした意見を問われます。

第3章 英検一級合格の秘訣


■孫子の兵法
「彼(か)-日本では敵と言われますが、本来は「か」です)を知り、己(おのれ)を知れば百戦危うからずと」有名な孫子の兵法です
英検攻略も同じことです。

彼(か)を知り=英検の試験内容を知り尽くすことです。
己(おのれ)をしる=自分の実力を正確に知ることです
英検の力と自分の力を正確に比較し、英検の試験内容<自分の総合的英語力 の状況を作りだすことです。

相手の正体がつかめれば、攻めどころをつかみ、勝利するための作戦を立てることは容易です。一番困るのは相手の招待がつかめないことですが、その点、英検は、年に3回も勝負してくれますし、問題文持ち帰りも自由、解答速報、点数通知も送ってくれますので、相手を知るには充分すぎるくらいの情報が手に入ります。この点で言えば、英検はくみしやすい、良心的な相手です。

反対に、TOEICは偏差値、通訳ガイドは合否通知が来るだけであり、自分がどこで間違ったのか、なぜ不合格だったのかわからないので、対策をたてるのが難しいのです。
さあ、英検を徹底的に解剖し、正体を明かし、打ち負かすための対策をたてましょう。きっと攻略できます。

■一次試験の攻略方法
<読み、書き、聞きをバランスよく鍛え、弱みを持たない>

英検一次試験不合格者の特徴-合格者とどこが違うのかという点について多くの受験者と懇談してきましたが、不合格者にはいくつかのパターンがあり、そのパターンの中では共通項があることがわかってきました。

パターン1:いつもどこかで大穴を開けるタイプ
試験を受けるたびに、いつも、読み、書き、聞き、のどこかで大穴を開け、点数が大きく変動する傾向をもった人です。
前回は読解に時間をかけすぎて英作文に15分しか使えず、充分に書けなかったために14点(28点満点。注:今は32点満点)しかもらえなかった。それが原因で5点届かなかった。

悔しさをばねにして英作文を一生懸命やって、次回は22点もらったが、今度は、読解で苦手な問題が出てあせってしまい、半分の13点(26点満点。注:今は16点満点)しかとれず、前回より結果が悪くなった。

今度こそはと、英作文と読解対策に精を出したが、今度はリスニングが頭に入らず、半分の17点(34点満点。今は27点満点)しかとれなかった。そのために、あと3点で涙を呑んだ----こうした悲惨な状況を繰り返す受験者が多数居られます。

この人たちに共通していることがもうひとつわかりました。それは、パート1の単語(短文)問題に強いことです。ほとんどの人が、18-22点(25点満点)コンスタントにとり、合格ラインである7割(18点)を超えています。つまり、この人たちは、単語の力は充分あるし、短文の形ではあれ、文法をきっちり理解した上での読解力も充分あるのです。

となると、何が原因なのでしょうか? 考えられるのは、単語と文法の力を出し切り、応用展開する力を発揮させない何かです。では、それは何なのでしょうか? 

原因1:自己管理、時間管理

受験という行為を自分でコントロールするセルフマネジメント、自己管理です。

試験前に必要なのは、心身ともに最高の状態で受験するための体調管理、自分を鼓舞するイメージトレーニング、マインドコントロールです。

試験開始後は、下記に述べる時間管理と合理的な問題処理方法が成否を分けます。
私は、試験開始前に自分に暗示をかけています。「我、無敵なり、我、不敗なり」と、心の中で何度も自分にささやくのです。これは、昔、テレビアニメで話題になった「流浪人剣心」の宿敵である黒笠という剣豪が、剣心との果し合いをする前に自分にかける暗示です。

真剣を抜いて、真剣に語りかけるように暗示をつぶやくと、その言葉が刀に反射して、黒笠に届き、筋肉もりもり、さらにすさまじい剣豪に変貌します。黒笠の声は、有名な声優の大塚周夫さんなのですが、その声が私の耳にこびりついています。

試験前に「我、無敵なり、我、不敗なり」と何度も自分にささやきかけると、心が落ち着き、合格への確信が沸くのです。この会場は50人居て、一次試験に残るのは5人から10人。自分は必ず残る、という確信が得られるのです。こうするとしめたものです。落ち着き払って、自分で試験をコントロールしていくことができるようになります。頭の中が澄み切って、読解問題もすいすいと理解できるようになります。

実は、更年期障害を抱えた中年女性にもこのパターンが見受けられます。試験会場で突然頭が働かなくなり、読んでも聞いても頭にまったく入らず、スピーチするときでも何も語れずに沈黙してしまう人が居るようです。私は男性なので、アドバイスの仕様がないのですが、自分をプラス思考にするイメージトレーニングが有効ではないかと考えています。

原因2:読み方を知らない

読解問題の処理の仕方を間違えているために、無駄な時間をかけてしまい、制限時間内にきっちり読み解けず、正解を見つけることができないパターンです。詳しくは、読解問題の攻略をお読みください。

原因3:自分の意見を持っていない

これは、日頃から、世の中の様々な事象についての知識を収集し、自分の意見をまとめる習慣が無いために、英作文が書けないというパターンです。英語以前の課題と言ってもいいでしょう。

例えば、英作文の課題に、「遺伝子操作食品は危険か?」というTOPICが出たとしましょう。英検の英作文は、6個のPOINTSを例示し、その中から3個を選んで論じよという問題設定になっています。その意味では、書く内容についてヒントをくれているのですが、ヒントがあっても、普段から、そうした点について考えていないと、咄嗟に、しかも30分以内で、論理的な英文を書くなど至難の業です。書けたら不思議なくらいです。

実は、この点は、2次面接に直結する課題でもあります。2字面接では、簡単な会話のあと、机の上にある裏返しのシートをひっくり返すと、5つのトピックスが書いてあります。1分以内でひとつを選び、スピーチ内容を考え、直後に2分間でスピーチするという難しい課題に取り組みます。結論から言うと、日頃から自分の意見をまとめたスピーチのストックを持っていないと対応は不可能です。

「日本の漫画やアニメは、伝統的な文化を超えるものか?」「日本の国際貢献」「少子高齢化への対応」「女性は差別されているか?」「日本は学歴偏重社会か?」といったトピックに対して、コンパクトに自分の意見をまとめおく準備が必須です。しかも、そういうストックを200~300個ストックしておき、その中から引っ張り出し、話を組み立てるということが成功の鍵です。

英作文も同じことであり、日頃から世の中の事象に対して幅広く知識を集め、自分の意見をまとめておくという準備があってこそ、しっかりとした英作文を書くことができます。

パターン2:帰国子女タイプ
海外で生活したことのある高校生の例で見てみましょう(昔の特典配分)
得点/配点得点率(%)
単語(短文) 10/2540
読解     15/2658
作文     16/2857
聴解     28/3482
計      69/11361 不合格B

ここから見えてくるのは、現地で生活していたために、聞き取りが抜群であり、日常会話は上手だが、ハイレベルの英語力を身につけるまでには到っていないということです。

配点の25%(2016-1からは32%)を占める英作文は、課題を出すとかなりしっかりした英文を書いてくるので、下記で詳しく述べるような練習をすれば、70~80%の得点は可能であり、4~6点改善が期待できると見ています。

読解は、クラスで、合理的な読み方を身につけてもらっているので、飛躍的な向上が期待できます。
最大の課題は単語(短文)です。これは、下記で詳述する方法で、地道に取り組んでもらいます。

この高校生の圧倒的な強みは、配点の30%(2016-1からは27%)を占めるリスニングに強く、落ち着いて聞くことができれば、8割以上の得点がコンスタントに期待できることです。単語と読解力が向上すれば、リスニングも相乗効果でさらに改善することは間違いありません。

<英検二次試験合格の秘訣>
■ 困難なショートスピーチ
私は、英検二次試験が苦手です。なぜかと言うと、英検の面接(だけ)は、2分間のショートスピーチをさせられるからです。これまで、多くの2次面接試験を受けてきました。商業英検、国連英検A級、国連英検特A級、通訳ガイド、通訳案内士試験は、ショートスピーチは無く、最初から最後までインタビュー形式です。私は、このインタビュー形式が得意であり、2回連続で合格した国連英検特A級では2回とも、満点に近い評価を得ました。

英検は、最初に簡単な会話をした後、机の上のシートをひっくり返して、1分間で5つのトピックの中からひとつを選び、2分間でスピーチすることを求められます。これが難しいのです。選択肢が5つあるとは言え、いきなりトピックを与えられ、できそうなものをひとつ選んで、2分間という制限時間内で、しかも起承転結の形できちんと話すことなど、土台無理です。私のやり方を二つ紹介します。

① 論旨を箇条書きで整理しておく
日本語で、自分の意見を箇条書きにしたトピック集を200個くらい用意しておき、ちょうど、本棚に置いてある本の中から、関連のページを引っ張り出すような感じで頭の中を整理します。そして、そのポイントに沿って、英語でしゃべっていきます。これを一瞬でやるのですからたいへんです。

本来は2分間の英語のスピーチ集を作り、そらで言えるようにするのが一番いいのですが、用意できるストックには自ずと制限があります。丸暗記にだけ頼ると、予想もしなかったトピックが出たときにはパニック状態に陥りますので、基本的に、論旨の整理だけにとどめ、あとは、面接現場で状況に応じて対応するようにしています。
この章の最後に、私が作っているトピックのリストと、論旨のまとめ方の一部を紹介します。(注:ここでは紹介していません)

② 2分間でショートスピーチを終わらせる必要は無い
私は、2分間の制限時間内でスピーチを終えたことが一度もありません。いつも、話し始めてから、言いたいことの半分くらいでタイムキーパーからストップがかかります。このあとは二つのパターンで進みます。

1.Please complete your speechと促してしゃべらせてくれる 
2.では、completeできなかった内容について議論しましょう。
最初の頃は、2分間で起承転結を入れて話さなければならないと思っていたのですが、段々とそうでなくても大丈夫だということがわかってきました。2分間で終わらなくても、あとの質疑応答でカバーできるということです。

■ 採点基準(今はそれぞれ10点、計40点です。合格ラインは27,28辺りです)
ショートスピーチ:30点、Interaction:30点、発音:20点、単語・文法:20点です。私は、いつも発音は14点、単語・文法は16点でしかもらえませんが、私の力はどうせそんなものですから、それでいいと割り切り、それで充分満足しています。ショートスピーチでしどろもどろになっても、しゃべっていれば半分の15点はもらえるでしょう。発音14点+単語・文法16点+ショートスピーチ15点=45点です。合格ラインは60点ですから。面接官とのやりとりの中で、最低でも、半分の15点もらえば合格です。きっちりと会話を楽しめれば、21~24点くらいはもらえます。つまり、ショートスピーチがよほどへたくそでも、面接官とのコミュニケーションがきっちりできていれば、余裕で合格できます。

ここで、面接官の立場で考えてみましょう。2次面接で何を重視して合否を判定するかという点です。あなたが面接官ならどう判定するでしょうか? よほどへそ曲がりでないかぎり、この人は、英語でコミュニケーションができるかどうかという観点で見ているはずです。日本人発音丸出しでも、簡単な単語しか使わなくても、流れるようなコミュニケーションができれば、合格にするはずです。私が面接官でもそうします。文法や単語の基礎力があることは、1次試験で実証済みです。よほどのことがないかぎり、そのセクションは7割もらえるはずなのです。

既に述べたように、ショートスピーチは誰がやっても極めて困難な課題です。日本語で同じことをやれと言われても、戸惑ってしどろもどろになること請け合いです。ですから、2分間の英語のショートスピーチがうまくいかないのは当然なのです。ここがパーフェクトにできる人は、よほどの達人か、ヤマがあたって、丸暗記したスピーチが澱みなくできた人でしょう。
つまり、2分間のショートスピーチがしどろもどろであっても、面接官とのやりとりができておれば合格は充分可能なのです。私は、そのことを実証してきました。

■ 中年男性に特徴的な課題
中年男性は、前述の1次試験のパターン1に加えて、このパターンが目立ちます。せっかく苦労して一次試験に合格しても、スピーチが苦手で、2次試験にどうしても通らないというケースを沢山見てきました。

合格率が6倍に広がった通訳案内士試験がその典型ですが、一次試験に通ったシニアの男性が枕を並べて討ち死にという状態が目立っています。これは、シニアの男性は、単語をよく知っており、単語、読解、英作文は強いが、話しなれていないために2次面接で簡単な会話にもついていけないという特徴の表れです。

一次試験で高得点をとる英語の基礎力があり、ネイティブ教師による会話の授業をやっても2次の面接で不合格になるのは、英語以前の問題があると考えざるをえません。いわゆる、attitude, interaction, deliveryに問題がありそうです。

その人たちの発音は典型的な日本人発音ですが、私が知っている現役通訳ガイドは、流暢にしゃべりますが、典型的な日本人発音です。このように考えれば、問題の所在と対策も見えてきます。私も、中年男性です。発音はtypical Japaneseです。7割以上の得点をもらったことは一度もありません。その代わり、パンチとか、interactionで点数を稼いでいます。

■ 論旨整理のサンプル:印刷を省略します

第10章  時間配分と管理


時間配分と管理が重要です。1級の1次試験は100分間で短文(単語)、読解穴埋め、読解長文、英作文を解かねばなりません。私は、英作文に最低30分かけ、残りの70分を短文(単語)25問で15分、読解穴埋め2題で15分、読解長文3題で40分に配分するようにしています。但し、これは目安であり、読解が早く片付けば、英作文に充てるようにしています。

英作文に最低30分かけるのは、そうでないと満足のいく作文が書けないという実戦経験によるものです。英作文は配点の25%を占めており、読解問題(23%)よりも合否への影響が大きいのです。しかも、採点者の主観が入るので、論旨だけでなく、読みやすさなどについても慎重な対応が必要です。
5分くらい時間を割いてリスニング問題の先読みをする人が居ます。私は二つの理由で反対です。

①読解問題は文字数が多く、穴埋めと長文を読みきって、納得のいく形で正解を選ぶことは至難の業です。ただでさえ時間が足らなくて苦労するのに、ほかの事に割けば、ますます読解で正解を見つけることが難しくなります。どれも中途半端にしか読めなくなり、家に帰ってじっくり読めばできるのに、試験会場で力が発揮できないというパターンに陥ります。

②問題の先読みは意味がなくはないのですが、それは、リスニングが始まって、最初に流れる試験方法の説明のときに、説明を無視して先読みすればいい話です。但し、せいぜい3問か4問くらいまで目を通す程度です。

大体、先読みしても、内容を記憶することは難しく、頭の中が混乱するか、間違った先入観が邪魔して聞き間違いをするのが落ちです。余計なことはせず、読解問題をぎりぎりまできっちりやりきることが合格への道です。

時間配分と管理が重要なのは、もうひとつ理由があります。それは、心の安定と冷静さを保ち、実力を出し切るためには、時間のマネジメントが必須だからです。ひとつの問題に時間をかけすぎると、気がついたら残りの問題を解く時間が不足し、大慌てで取り組むことになり、あせってしまい、日頃の力が発揮できなくなります。不合格者にはこの傾向が多く見受けられます。

試験開始前に、短文15分、穴埋め12分、長文43分、英作文30分などと時間配分を考え、試験開始と同時に、問題用紙の余白にこれをメモし、5分おきくらいに進捗をチェックするといいでしょう。時間に追われるのではなく、時間を管理していくのです。こうすることで、集中力が増し、合理的な書き方や読み方を工夫するようになります。

穴埋め2題、長文3題全部を解くと時間不足でどれも中途半端にしか読めなくなり、軒並み半分しか正解できないといったケースが出てきます。そうであれば、初めから、穴埋めを最初から1題、もしくは2題捨て、残りをきっちり読み込んで8割以上の正解を得るほうが特になります。
読むスピードにもよりますが、穴埋めが得意な人は、穴埋めを温存し、その代わりに長文を一つ落として12~15分稼ぐ手もあります。いきなり6点減になりますが、じっくり読んで正解率を上げればカバー可能です。

第11章  勉強を継続する方法


■自分を追い込む
明確な目標を掲げ、時間軸を設け、計画を立てて勉強しましょう。試験に合わせて通学するのは有効な方法です。私は、通学の意味は、学校に来ることそのもので半分くらいの意味があると思っています。自宅では、どうしても集中力に欠けてしまいます。その点、学校に来ると、授業では集中できます。それなりに予習・復習もしてくることも大きなメリットです。

また、学校には、「戦友」がたくさん居ますので、パワーとやる気をもらい、大いに励みになります。
時間軸で目標を掲げるというのは、試験日程にあわせて、期限付きで勉強することです。納期の無い仕事が無いように、明確な目標値を持たない受験勉強もありえません。ゆっくりと構えていては、結局、いつまでたっても合格することができません。

私は、英検が試験申し込みを開始すると同時に、英検ホームページからクレジットカード払いで申し込みます。会員(無料)になっていると、登録情報が画面に提示されるので、手続きはわずか数分で終わります。申し込んだら、試験日にあわせて勉強します。このように、毎回受験することで自分を追い込み、勉強するくせをつけることが、勉強を継続するための秘訣です。

■継続は力なりー合格するまで諦めないこと
試験に合格した人に聞くと、ひとつの共通項があります。別の表現をすると、試験に合格するための秘訣はたった一つです。それは、合格するまで諦めないことです。そんなの当たり前じゃないかと言われそうですが、その当たり前のことができないから、この世の中には不合格者があふれているのです。

合格するまで諦めないとは言っても、だらだらと時間をかければよいというものではありません。人生は有限です。若いうちに勉強しておけば記憶力も高いし、学習したことを活用できるチャンスも当然、他の人よりも多くなります。ここで、重要なのは、合理的な勉強をすることです。正しいと言ってもいいのですが、人は個性がありますし、強み・弱みも異なるわけですか、万人に共通の処方箋があるわけではありません。ですから、私は、生徒さんの成績通知書を見て、それを分析し、学習方法をアドバイスするようにしています。

毎年、2月に、通訳ガイド(案内士)試験の合格祝賀会があります。私は、毎回、合格者の体験談を聞くのを楽しみにしています。印象深かったのは、高校の先生を辞めて背水の陣で臨んだのに、体調不良などで試験会場で実力を出し切れず、3回連続で不合格、4度目の挑戦で合格した不屈の精神の持ち主でした。

もう一人は、私が直接かかわった英検1級合格者です。合格しておかしくない力を持っているのに試験会場で発揮できず、1次試験で敗退を続けておられました。私が担当するクラスに入って3ヶ月コース2期目で1次試験に合格したのですが、2次試験で4回連続不合格となり、すっかり意気消沈しておられました。落ちるはずがない実力を持っておられるのに、どういうわけか、試験会場で立ち往生してしまい、実力の半分も出せないのです。しかも、規定によって1次試験からやり直しになりました。それでも、悪びれることなく、不屈の精神でチャレンジ意欲を燃やし続け、1年後に、クラスに戻ってこられ、2回目で見事1次試験を突破されました。その勢いで2次も一気に突破されました。合格直後に電話を頂戴したのですが、私も、感無量でした。合格電報を送り、双方の夫婦4人で祝賀パーティーを開きました。

もう一人、思い出が深い人が居ます。シニアの方です。昨年11月に、通信での2ヶ月コース受講申し込みと共に、お手紙を頂戴しました。2004-1の新傾向試験開始以来、11回連続で不合格だったのですが、エクセルでパート別成績表を作っておられました。分析して、返事を出しました。読み直してみると、我ながら思い切った適切なことを書いているので紹介します。
田中一郎さんという仮名を使います。

田中一郎 様                             2007/12/02(日)

このたびは、1次試験対策コースに参加してくださり、ありがとうございました。
昨日、学校で今回のコースの第1回の授業をしたときに、田中さんからのお手紙を目にしました。11/24の最終説明会と、12/01の第1回授業のビデオを録画していますのでご覧ください。
私の体験と、勉強方法について詳しく述べています。参考になれば幸いです

■田中さんの英検1級戦歴を拝見して思うこと
•2004-1から新傾向に変わりましたが、欠かさずずっと続けてこられたことに敬意を表します。
また、エクセルにきっちり記録して、強みと弱みがわかるようになさっていることに感心しました。この姿勢があれば必ず合格に結びつくと思います。

•単語:2005-2からずっと20点以上であり、高度なレベルまで改善し、その力を維持継続しておられる様子が伺え、申し分ありません。満点は無理ですので、今のペースで勉強を続ければいいと思います。特別な対策は不要と思います

•穴埋め、長文:毎回、得点がアップダウンし、ムラがあるようです。同じ受験仲間として率直に申し上げます。田中さんの点数推移を見ると、11回も受験なさっているのに、受験経験から教訓をきっちり引き出し、次回に生かしているというふうには見えないのです。この点を克服しないと、何度受験しても同じ結果しか得られないように思います。2007-2の読解はいつもより難しかったと思いますが、落ち着いて読めば攻略できます。私は穴埋め・長文が満点でした。全体でも3桁の得点です。でも、多分、私と田中さんで単語・読解力に大きな力の差はないと思います。もし違いがあるとすれば、私は、毎回の受験経験を徹底的に振り返り、教訓を得て、次に同じ失敗を繰り返さないようにしていることだと思います。

私は、授業で徹底的に過去問題にこだわっています。それは、過去問の経験から学び、次の試験に生かすためです。過去問をやるのは意味がないとおっしゃる方がたくさん居るのですが、私はいつも言いかえします。「過去問から教訓を引き出し、次の試験で満点を取れるようになってから言ってくれ」と。

•リスニング:2005-3から、18-21点の範囲であり、それ以前と比べて大きな進歩が見られます。授業でも強調していますが、基本的に毎回のパターンは同じです。私のアドバイスに沿って勉強すれば28-30点くらいまでいけるはずです。1回分でいいですから、ディクテーションをやって、私に送ってください。自分が何が聞こえて、何が聞こえていないかがきっちりわかります。これが原点です。騙されたと思って一度やって送ってください。アドバイスします。新しい世界が見えてくるはずです。漫然ときいているだけでは決して聞けるようにはなりません

•英作文:これも突破口が必要ですね。毎回の課題を書いて、送ってください。徹底的にアドバイスします
言い過ぎの点はご容赦ください。一緒に勉強していきましょう
12/01に、2007-3試験を早々と申し込みました。
質問や相談事があれば、メールしてください。メールは毎日見ています。山中 昇

このあと、2ヶ月間、私と田中さんの間で、メールでの1次試験対策個別指導(英作文と勉強方法のアドバイス)が続きました。そして、見事に合格されたのです。2004-1の前にも受験を続けておられたそうであり、それも入れると15回以上連続不合格状態が続いていたのですが、私との2ヶ月のやりとりで見違えるように成長し、見事、1次試験を突破されました。元々、力はあったのですが、自己流でやっているために、潜在的な力が発揮されないままになっていたのですが、それが一挙に開花したという表現が適当かもしれません。

■細切れの時間活用。
勤労者、退職したシニア、主婦、学生の誰であれ、時間との競争です。まとまった勉強時間確保は困難であり、細切れの時間の積み重ねが効果的です。毎朝リスニングを30分すれば、1年で180時間の勉強をしたことになります。180時間も聴く訓練をすれば、相当なレベルへの向上が期待できます。でも、一度に180時間のリスニング訓練をすることは到底無理です。歩行中、あるいは満員電車で本が読めないときは、レコーダーの音声を聞くといった工夫をすれば、いくらでも時間は活用できると思います。人間、与えられた時間は皆同じです。その使い方によって差が生まれるのです。忙しい現代人は、まとまった時間を使うことが困難ですから、細切れの時間の積み重ねが成功への秘訣です。

■投資を惜しまぬこと
カウントしたら、私は、本格的に英語を勉強し始めた1997年から約10年間で、120万円近くのお金を使っていました。40回近くの各種受験料だけでも約30万円、2年半の通学(通訳学校)が65万円、参考書購入などを含めると120万円近く使っています。本格的に勉強しようと思ったら、それなりの投資が必要です。私の英語仲間では、通学を中心にして300万円以上投資している人がざらです。成長するためには、お金も時間もかける必要があるというのは永遠の真理のようです。

■学力向上は階段グラフ
学力の伸びは、一本の直線や曲線ではなく、下記に示すような階段グラフで表せると思うのです。準1級の人で1級を狙っている人が居るとします。自分の学力向上がなかなか実感できないために途中で諦めてしまうので、1級のレベルにジャンプすることができません。ジャンプ台が在るのは、グラフで縦の線、壁まで行った人だけです。

不思議な感覚ですが、ある日突然、1級のレベルにジャンプしている自分を実感するのです。一段高いそのレベルから準1級や2級を見ると、なぜあんなことに苦労したのだろうと思えてきます。山登りしているときの感覚に近いものがあります。

「継続は力なり」というのは正に真理です。ところが、多くの人が、下の図で言うと平坦な道を進んでいるときに、なかなか自分の成長が確信できなかったり、模擬試験の成績が悪かったりして、途中で諦め、勉強と挑戦をやめてしまうのです。当然ですが、図の中の縦の線まで到達できず、次の階段へジャンプすることができません。

私は、英語学校で教えている自分の役割は、平坦な道を進み続ける意欲を与えることと、歩き続ける道のりをできるだけ短くしてあげること、生徒が壁まで来たら、肩車して上のレベルに押し上げてあげることだと思っています。
自分の力で壁まで来ない生徒は助けようがありません。

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この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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