英検1級道場-2017-2英検1級2次試験を受けてきました
英検1級2次試験対策として、トピックに対する研究をしています
前回紹介したアメリカの超大国の位置づけに関して(https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5122604/)、2次試験で関連したトピックが出題されていました。
Do the pros of having only one super power outweigh the cons?
英作文過去問にも関連するお題がありました。
Should Japan rethink its relationship with the United States?
Agree or disagree: Improving relations with other Asian Nations should be priority for the Japanese government
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2次試験A日程の受験者から、次のトピックが出されたという報告がありました。
Do senior citizens face serious discriminations?
私ならこのような立場でスピーチするはずです。
●Disagree
老人は社会で手厚く保護されている。例えば、医療費負担が少ない。公共施設での入場料の優遇または無料、公共交通機関での料金優遇または無料など、経済的に社会のあらゆる場所で老人は優遇されているという事実がある。
老人には65歳から年金支給がある。しかも、定年も65歳まで延長され、本人の希望があれば会社での延長雇用も期待できる。現在は労働力不足であり、老人の労働力への期待が高まっている。
このトピックは過去に少し違った表現で出題されています
つまり、英検2次試験では、過去問を焼き直したトピックが繰り返し出題されているという事実があります。
ですから、過去問を集めて、その中から自分がしゃべれそうなものを選び、論旨を整理し、英語を口に出して練習することが2次試験対策として有効だと断言できます。
私は、過去問トピック5題ワンセットとして、45回分を集めています。
受講者にこの中からスピーチできるように指導しています。
英検2次試験でも英作文でも、人間社会(日本社会)が抱える主要な問題が繰り返し出題されています。
なぜなら、人間社会が抱える主要な問題は、この2,000年間でほとんど変わっていないのです。
人間の根幹はそれほど変わらないということです。
例えば、戦争は正当化されるのか? あるいは、世界平和は達成されるのか? と言ったトピックは、表現やポイントを変えながら、何度も出題されています。
人間は、戦争をする動物なのです。
現在でさえ、ウクライナで戦争が行われています。
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もう一つ、今回のトピックに、宇宙開発することの意義が問われています。
このテーマはこれまでに何度も出題されているのですが、表現が微妙に異なります。
過去の英作文では、「宇宙開発はコストに見合うか?」という表現がされており、メリットを並べるだけでは答えにならないので要注意です。
日本人の思考は、「メリットがある=コストに見合っている」であり、メリットを言えば、コストに見合っているという点を言わなくてもわかるだろうというものです。しかしながら、メリットがあることと、それがコストに見合っているというのは別次元の話です。