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英検1級道場-英語学習のモチベーションを維持する方法ーこんな方法があります

2022年8月29日 公開 / 2022年9月29日更新

テーマ:その他、番外

コラムカテゴリ:スクール・習い事


最近、数名の受講者から相談がありました。

英語の勉強をしたいのですが、なかなやる気がでません。
モチベーションをどうやって維持したらいいのでしょうか?

私から、次のように答えました。

①仕事などで、必要性を高める

②仕事ではなく、英語が好きだから勉強する

③将来に向けての準備と考える

以下に詳細に述べます。

①仕事などで、必要性を高める 
 
英語ができなくては仕事上で困る、という状況をつくる。

私は今でこそ、英検1級30回の最終合格を果たしています(1次試験だけなら50回、2次は受験できないときはとばしました)。
今は、オンラインで常時60名前後の受講生に、英検1級・準1級合格に向けてのレッスンを行っています。
昔は、たいした英語力をもっていませんでした。

私が本格的に英語を勉強したのは、英語が下手なために顔から火が出るような屈辱的な出来事があったからです。

私は、某メーカーに就職し、5年間の国内営業を経て、海外営業部に異動しました。
異動して2年目、技術部の引率・通訳として、ヨーロッパのOEM先に出張しました。取引先との契約は、OEM商品の技術研修で270万円を受け取る契約でした。

ところが、先方は契約料支払をしぶってきたのです。理由は、私の英語がへたくそだったために講習会参加者の理解度が低かったというものでした。
上司がかけあって支払いを受けることができましたが、上司から「英語をもっと勉強しろ」と言われました。

私は上司との食事から自宅へ帰るまでの100分間、悔し涙にくれながら、われとわが身を振り返り、決意しました。
国内営業のときのように、しっかりと顧客からお金をいただける海外営業部員になる!と誓いました。

それからです。
私は時間さえあれば、ウォークマン(当時はカセットタイプ)で英語の勉強をしました。使いすぎでテープがかすれたり、切れたりすることも度々でした。今は、デジタルなのでありえないことですね。

その後、社内で英語力が十分あると認定され、ロンドンに駐在員として派遣され、5年過ごしました。

このように、英語ができないと困る状況に追い込まれたからこそ、私は必死で英語を勉強することになりました。そのときの基礎があったからこそ、今は偉そうに英語を教えています。

私でもできました。火が付けばだれでもできることです。
私の場合は、お尻に火がついてやらざるを得ない状況に追い込まれたことが、今となってはよかったと言うことができます(その時は悲しかったですが)。
ですから、例えば、海外との会議で通訳をかってでて、大恥をかいて出直すということでもいいかもしれません(会社に損害を与えない限りですが)。

②英語が好きだから勉強する

私の受講生には、12年目のお付き合いになる方が2人います。
2人とも、英検1級にはずいぶん昔に合格を果たし、初期目的はすでに達成されました。

その後も、週1回ペースでレッスンを継続しています。
一生のお付き合いになりそうです。

2人とも、仕事で英語を使うことはありません。
ただ単に、英語が好きだから勉強を続けているだけです。

ここには、気負いも、プレッシャーもありません。そのため、モチベーションの低下もありません。
何事でもそうでしょうが、好きだからやっている、というのが長続きの秘訣かもしれません。


③将来に向けての準備と考える

私は、48歳の時、仕事中に突然、脳幹梗塞という病に襲われました。脳の延髄付近で毛細血管がつまり、あやうく死ぬところでした。懸命なリハビリテーションの結果、社会生活に復帰できました。
入院中は、一生、車椅子生活になることを覚悟したくらいでした。

退院後、休暇をとり中国ツアーに参加しました。その時、参加している他のメンバーを見ながら考えました。
会社の名刺がなくても社会に通じる力をつけよう。

そのために何をするのかと探したら、英語の力だと気づきました。
定年になっても、リストラされても、自分の英語力で社会に通じるように自分を鍛えていこうと思ったのです。

そう決心した後に、TOEICや英検など、各種の英語の資格試験を手当たり次第に受け始めたのです。
なぜなら、手元にあるのは、大学2年生のときに受けた英検2級の合格証書だけ。
何の証明にもなりません。

英検1級に合格してからは、連続合格することで1級合格者の中でも差別化されるようにと考えました。
さらに、毎週土曜日午後に都内の同時通訳専門学校に通い、高度な英語力を身に付けるレッスンを受けました。

入学当時は、18人クラスでビリに近い存在でした。1級に連続5回合格していたにも関わらず、リスニングは「改善を要す」、通訳能力は「ソコソコ」という評価だったのです。
このクラスには、信じられないくらいよくできる人たちが何人かいました。その人たちを目標にひたすら努力しました。

当時、身に付けた勉強法がディクテーションと読解問題の精読です。
この時の経験が今の私につながっています。

会社員をやりながら、退職後の準備をしてきたことが、退職後もすぐに自営業の開業と顧客獲得、収入に結びつきました。



以上、長くなりましたが、こんなふうに私は自分の体験談から受講生に話をしています。
英語の勉強で悩んでいる皆さんの参考になれば幸いです。

この記事を書いたプロ

山中昇

自ら英検1級合格を続ける英語指導者

山中昇(英検一級道場)

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