英検1級道場-人知れず努力を積み重ね、栄冠を勝ち取った女性がいます
昨日、2022-1英検1級・準1級2次試験C日程の合否発表がありました。
前回の英検1級2次試験では残念な結果でしたが、今回見事に2次試験合格を果たした受講生から、体験談が届きました。
英検1級の1次試験合格から2次試験合格までサポートしましたが、今回の体験談を感動の気持ちで読みました。ここにシェアさせていただきます。
ぜひ、次の皆さんの合格の糧にしていただければと思います。
------------------------英検1級合格までの道-----------------------------
2022年7月26日は自身にとって歴史的な日となった。
十数年間夢に見た英検1級の合格発表で見事合格したからである。
これまでの学習のきっかけ、勉強法などを合格体験記として記載させていただきたい。
英検と自身との出会いは13年前にのぼる。
当時の妻が英検1級を目指しており2次試験会場に行く途中に不運な事故で亡くなったことがきっかけである。
そこから時がたつにつれ、英検を意識していくようになった。
ちょうど10年前、英検準1級に独学で突破したものの、自身は英語が非常に苦手なこともありそれ以来ぱたりと英語学習はやめてしまった。
特にリスニングがどうしようもなくできなかった。とにかく聞けなかった。
昨年の正月、部屋の掃除をしていた時に当時の妻の受験票を見つけ英検1級に挑戦することを決めた。妻の夢が英検1級合格だったからである。
そこから猛勉強を始めた。単語暗記は得意であり、単語帳を2,3冊買いあさり、100周はしたと思う。ただひたすらに暗記した。
長文対策では過去問を10年分中古で買いあさり、ひたすら精読を重ねた。
ただしリスニングがどうしてもできず、英検1級道場を見つけ、昨年夏の8月29日を1回目に山中先生とのレッスンが始まった。
とにかくできなかった。ただ言われるがまま先生のおっしゃる通りひたすらディクテーションを続けた。
こちらは過去問を10年分、ジャパンタイムズのリスニング問題集をすべてディクテーションした。たまったノートは7冊に上った。
初めての1次試験は作文で失敗したものの、2回目の1次ではリスニングで27問中22問正解という自身の中では快挙を成し遂げ、1次をG1+3で突破できた。先生の言う通り、ディクテーションをやる中で格段に聞けるようになってきた実感が自分でもあった。
2次試験はさらなるハードルであった。
初めての試験はCSE591のG1-1で敗退。このころになるとすっかり自信を無くし、何度も何度も英語の勉強から逃げ出そうとした。
山中先生には泣き言を言いご迷惑をおかけした。
そして迎えた7月の2次試験。前回落ちた面接官と同じなので驚いた。
前回同様やや圧迫を感じる雰囲気であった。緊張で頭が真っ白になり何を話したかはあまり覚えてないがminorityの話であったことははっきりしている。スピーチややり取りでは論点がずれていたものの、ひたすら必死に話し続けた。
ただし終わってみれば確実に落ちたと思い、先生にも英語学習はもうやめるという有様であった。
しかし結果はスピーチ8,やり取り8,文法・語彙8,発音5の29点、CSE621で合格であった。山中先生の言う通り最後まで結果はわからないものであった。
こちらも同じく先生のレッスンを中心に勉強をした。日本語での論旨整理、マイベストプロを毎日欠かさず読み漁り、勉強法を参考にした。
英検1級の2次は作文同様そもそも日本語で聞かれても難しい。
先生の授業の録画を毎日見返しながら頭の中を整理した。その間も面接官の英語が聞けるよう毎日ディクテーションを30分はつづけた。
大学受験の時以上に学習はしたと思う。本当にあきらめなくてよかった。
最後になりますが、自身は外国にも行ったことがなく、外国人もいないような田舎町。でもなんとか合格を果たせたのは山中先生のレッスンがあったからです。
自身の机の上に「人はなりたい自分に必ずなれます」という文言がある。
初めての2次試験の日に山中先生からメールにて来た言葉です。
その通りとなった。最後まであきらめなくて本当に良かった。今後もディクテーションはつづけていく予定だ。リスニングができるようになる最強の勉強法は今では病みつきになっている。
何かの資格を目指すわけではないが、今後も学習はつづけていきたい。
まだまだ英語は苦手であるが精進していくつもりです。
8月2日に夢に見た合格証が届きます。お盆休みには東京にある妻の墓前に合格証を渡したいと思っている。それが自身の長年の夢だった。
英検1級道場の山中先生がこの夢のお手伝いをしてくれた。感謝しても感謝しつくせない。
心からお礼を申し上げます。山中先生、本当にありがとうございました。