英検1級道場-2016-2の1級リスニングパート①10問のうち8問は過去問と同一です
昨夜、今朝と同じような経験をしました。
英文の音読は完璧にでき、単語力、読解力も英検1級レベルに近い力を持っている人がいます。
それにも関わらず、1分以上の英語を聞かせると、10%程度しか理解できません。
センテンスごとに切って聞かせると、格段に理解できるようになります。
それでも完璧に理解できるまでには、3~4回聞かないと無理でした。
100%理解してもらうためには、最後にテキストを音読するしかありませんでした。
実は、2014年5月から今日まで62本、今回と同じような記事をアップしています。
下記をご覧ください。
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/?jid=5003334
つまり、英検1級道場を訪ねてこられる中級から上級の英語学習者は、リスニングに対して、まったく同じ課題を抱え、悩んで、駆け込んでくるということです。
そういう受講生たちに対して、毎回同じアドバイスをしていることに気がつきました。
向上のための秘訣は、極めて簡単です。
同じことを何回も、何回も繰り返して書いてきましたが、何も変わっていません。
当たり前すぎることです。
一つひとつの単語を正確に聞き取ること。
それを文章につなげて意味を理解することです。
ほとんどの方は、目で見て読むと理解できます。
脳からすれば、電気信号が目から入ってくるか、耳から入ってくるかの違いだけです。
つまり、私たちがやるべきことは、脳が耳から入ってきた情報を正確に取り込んで理解することです。
目で見て理解することは、学校で英語の授業を受け始めてからは、数えきれないほど繰り返してきました。
ところが、聞いて理解することは、その千分の一、万分の一もやっていないのです。
小さい子供たちは聞いたらわかるのですが、文字を知らないために、読んだらわかりません。
でも、読み書きを学べば、読んで理解するようにもなります。
多くの受講者は、その逆になっています。
これは、日本人の国民病的な現象ともいえるのではないでしょうか?
すなわち、目からの情報による記憶力のテストという構造が、聞くこと、話すことを疎かにしてしまった。その結果、聞くこと、話すことが苦手な人々を作り出してしまっているということです。
(英語だけではなく、その他の言語、あるいは日本語でも言えるかもしれません)
では、闇雲に聞けばいいのかというと、そんなことはありません。
そうではなく、私がこのマイベストプロのコラムやレッスンで紹介している方法を繰り返すしていいくことなのです。
まず、リスニングについて、これまでの記事に目を通してください。
リスニングを決定的に強くしたいと思う方は、英検1級道場の門を叩いてください。
理論や理屈ではなく、経験に裏付けられた方法で、一生の財産になるリスニング力を身に付けることができます。