英検1級道場-覚悟はあるか? 受講希望者への問い
世界史は暗記物。
こんな言い方をよくします。
これは、年号を覚えたり、史実を学んだりする歴史という教科は、暗記物だが、そうでない教科は、暗記物ではない、ということを意味します。
つまり、英語や日本語は暗記物ではない、ということです。
そうでしょうか?
私は、まったく違うと思います。
私たちは、日本語も英語もすべて記憶(暗記)しているのです。
日本語、英語が暗記物だというと、多くの方は怪訝な顔をします。
それは思い込みにしか過ぎません。
その証拠に、私は、フランス語がいっさいわかりません。
なぜなら、フランス語の単語、熟語、文法などを読み、書き、聞き、話すなどでまったくしていない、記憶していないからです。
おはようございます。
これは、英語で言えば、Good Morning です。
大概の方は知っています。
それは記憶(丸暗記)しているからです。
つまり、忘れることもあります。
英単語を覚えても、覚えても、覚えられなかったり、
しばらく使わないと忘れるのは、その証拠です。
日本語もそうです。
使わない言葉は忘れてしまいます。
漢字も書いていなければ、書けなくなります。
数学はどうでしょうか?
一定程度までは完璧な暗記が必要です。
そのレベルがあって始めて、応用力を発揮することができます。
何もないところには、応用力など出てくるはずがありません。
つまり、数学も、公式までは丸暗記が必要です。
1+1=2 も丸暗記です。
公式もそうです。
これらを丸暗記していないと、文章題は解けません。
私は中学2年のときに、一念発起して英語の教科書を1章終わるごとに丸暗記していました。
ですから、妙な言い方ですが、試験では100点しかとれませんでした。
当たり前です。教科書をすべて暗記しているのですから、どんなテストでも満点が取れます。
不思議なもので、当時覚えた英文テキストが今でも鮮明によみがえります。
いくつか例を挙げます。
Kinokuni-zaka is a long slope in Tokyo. It is by a deep old moat .
Once upon a time, there was a merchant called------------
Dear . Francisco, I congratulate you on being able to write so correctly.
Your letter of thanks was very well written and‥‥
New Prince Readers というタイトルの白いカバーの教科書。
今でも、そのデザインを鮮明に覚えています。
ある時、自宅にセールスマンが英語教材の売り込みに来ました。
母親は説得されて買いかけていたのですが、私は「いらない、教科書を全部覚えているから」と断りました。
母親は疑いの目で眺めていましたが、私は自信たっぷりに答えていました。
このことがきっかけとなり、私は会社に入っても20年間海外営業の仕事に関わり、その間の5年間イギリスの会社で仕事をしました。
英検1級道場も、開設してから13年目になります。
中学2年生の時の教科書の丸暗記が今の私につながっています。
受講生には単語・熟語・英語フレーズの丸暗記を奨めています。
10回、30回、100回と繰り返せば、必ず覚えられます。
さすがに100回までやらなければいけない人はいませんでした。
このような英検1級道場の指導方法に関心がありましたら、お問い合わせください。