英検1級道場ー英検1級2次試験 論旨整理の例

山中昇

山中昇

テーマ:英検2次試験・スピーキングに関する情報

英検1級2次試験では、高度な政治的・経済的・社会的・歴史的な質問がなされます。
それに対して、整理整頓された形で、自分の意見を言うのは至難の業です。

日本語でも難しいのに、英語で話すのですから、さらに難易度が増すわけです。

私は受講者に、まず日本語で自分の意見(論旨)を箇条書きに整理することを奨励しています。

今日はその1例を挙げます。

TOPIC 日本国憲法を改正すべきか?

私は積極的な改憲派ですので、次のような意見を日ごろから整理されたかたちで用意しています。

■日本国憲法はできるだけ早いうちに改正すべきである

■日本国憲法は公布されてから、74年間が経過しているが、一度も改正されていない
 ・その間に日本を取り巻く環境は激変している
 ・条文の見直し、追加、削除があるのは当たり前である

■忘れてならないのは、改正するかどうかを決めるのは、我々国民一人ひとり(有権者)である
 ・憲法の中に改正手続きが明確に述べられている
 ・日本国憲法は衆議院、参議院それぞれで修正案を3分の2以上の賛成で議決、その後国民投票で過半数の賛成があれば改正可能


■私の改正案のポイント
・環境保護など、欠けている条項を加える
・民主主義、国民主権、人権尊重などの原理は維持する
・天皇制は維持する
・9条は改正(国民の生命、財産、安全を守る国軍を持つのは世界の常識)
 ・非核三原則は堅持する
 ・専守防衛であることを明記する

このように日ごろから論旨を考えておかないと英語で話すことはできません。

上記の例のようなかたちで、200個くらいのトピックスについて準備しておけば、万全といえるでしょう。

論旨は賛成でも反対でもかまいません。
自分の主張を堂々と述べてください。
英語で自分の意見をしっかりと伝えられることがポイントなのです。

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山中昇
専門家

山中昇(英語講師)

英検一級道場

英検1級1次・2次試験合わせて通算87回合格という実績と経験を生かし、朝7時から夜10時までオンライン(zoom)マンツーマンでの英語レッスン。年齢・場所不問、世界中に受講生あり。オフ通いも可能。

山中昇プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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