英検1級道場-英語は繰り返しを極端に嫌う言語です
今回の文例は、前回と同じく2016年第一回英検準1級リスニングパート2(C)の中の文章です。
Knowing that the attack was coming helped the British to defeat the Americans.
直訳すると、
”アメリカ軍がやってくる(攻撃してくる)ことを知っている(た)ことが、イギリス軍をしてアメリカ軍を打ち負かすことに役立った。”
that 以下を知っていることが、(アメリカ軍がやってくると知っていることが)イギリス軍がアメリカ軍を打ち負かすことに役立った。
言い換えると、
”イギリス軍は(secordさんの通報により)アメリカ軍の攻撃計画を事前に知ることができたので、アメリカ軍を打ち負かすことができた。”
テキストを読むと皆理解するのですが、リスニングで聞かせるとすぐに理解できる人はいないというのが事実です。
これは1級合格者でも同じです。
なぜそうなるかは明白です。日本語ではこういうものの言い方をしないからです。
知らない単語が一個もなく、単語も全部聞こえているけれども意味がわからない、という英文があるという1つの例です。
関連記事はこちらです↓
日本語になじまない表現 ① https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075284/
日本語になじまない表現 ② https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5075287/
今日はここまで。