英検1級道場-1次試験1勝71敗、2次試験1勝3敗でついに合格!イーオンのホームページで紹介
300キロ離れた地にお住いの元受講生から電話がありました
「国連英検」で成績優秀賞対象者に選ばれたとのうれしい報告です
こういう知らせを聞くと、私もとてもうれしいのです!
忘れずに連絡してくださったことをありがたく思います
ちょうどいい機会なので、これまでの英語学習の様子を書いてもらい、このコラムに紹介したいとの希望を伝えたところ、快諾を得ました
数回に分けて投稿がある予定ですが、今回はその第1回です
誰が読んでもためになる記事ですが、特に、社会人の皆様に読んでいただきたい力作です
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英語学習の歩み
2020年6月23日
作成:河村 優
1.初めに
山中先生、いつもお世話になります。2017年の英検1級2次試験対策及び2019年末の国連英検A級面接対策にてお世話になった名古屋の河村です。
この度は英語学習の歩みについてブログに投稿いただく機会を与えてくださりありがとうございます。英検及び国連英検について知っていることを下記に惜しみなく書きます。
2.学習開始の準備
私が英語の学び直しを始めようと決めたのは、2013年です。何か際立つ取り柄もなくただ日々の仕事をこなしているだけでした。
年齢制限により退寮することになり、休みの日に時間ができるので、特技を一つでいいから作ろうと思い、学生時代から得意であった英語を勉強しようと考えました。
同じやるのであれば、読む・書く・聞く・話す、の4技能を測れる英検をマイルストーンに定め、準1級合格を目指しました。2級は大学2年生で取得済みです。
新卒時から7年くらい英語から遠ざかっていたため、単語・文法・読解等の知識のみになりますが、公立高校の英語の入試問題が解けるかどうか確認することから始めました。
こちらはほぼほぼ満点だったので次にセンター試験(2021年度からは大学入学共通テストと呼ぶ)の英語(リスニング除く)を解いてみて、こちらも200点満点中160点取れたので、問題なしと判断しました。
しかし、語法・文法・熟語(イディオム)をカバーする有名な受験参考書であるネクステージで確認したところ、熟語をほぼすべて忘れていたことがわかり、急いで知識の補強をネクステージにて行いました。
3.英検準一級合格への道
まず現状把握のため、準一級レベルの問題にどのくらい対応できるか、次の3つの問題集を解きました。
それはいずれも旺文社出版の「英検準1級語彙・イディオム問題500」、「英検準1級長文読解問題120」と「英検1級リスニング問題150」です。
私の場合長文読解はこの時点で合格レベルだったので、出来の悪い語彙力とリスニング力の向上に努めようと判断しました。
語彙力強化は言わずと知れた旺文社出版の「でる順パス単英検準1級」を使用しました。これに対応するものが現在ジャパンタイムズ社からも出版されています。こちらの方が問題数・解説が充実しているかもしれません。あと準一級も英作文問題がジャパンタイムズ社および旺文社双方から出版されています。
語彙を勉強するときは、特にコロケーション(結びつく語の組み合わせ)を意識して覚えました。一つの単語につき10回はコロケーションを意識して声に出して覚えていきました。
スペルはコロケーションを意識しつつ、頭の中でスペルを思い浮かべながら声に出していました。例えば、temporary(一時的な)という形容詞であれば、後ろにはjobがつく例文が右ページに書いてありますので、temporary job、temporary job…と10回唱えました。これを一日に30単語、休日は100単語くらいやりました。
ただ注意してほしいのは、一日にこなすページ数(範囲)を決めて、その範囲のみ行うことは避けた方が暗記の効率上いいかもしれません。
例えば1日目に1単語目から30単語目まで行い、2日目は31単語目から60単語目の範囲のみ実施するようなことは避けた方がいいです。
2日目にやるときは1日目に音読で頭に刻み込んだ単語の意味が出てくるかテストしてから2日目のノルマを果たすといいです。
コロケーションを意識すると話すときや書く時に運用できる語彙が増えるので、英作文や面接で効率よく点数を取ることができます。
次にリスニングについて説明します。これについては正直途方にくれました。初めは英検2級のリスニング問題集を使ってディクテーションをしていました。これは今から振り返ると聞こえない部分と聞こえる部分を洗い出すにはうってつけの方法で、自分は何が弱いのかがよくわかりました。
しかしこの時点ではその意味が見いだせず、何度ディクテーションしても成果が出なかったので、半ばあきらめモードに入っていました。そこで、丸善等の大型書店に行き、英検の参考書を探しに行きました。
たくさん販売されていますが、私にとって有益だったのは、ペレ出版の「英検準一級100時間大特訓(植田一三著)」です。
リスニングの箇所を重点的に読んだ結果、NHKのラジオ講座「攻略英語リスニング(今はこの番組はありません)」や「実践ビジネス英語」を勉強教材として紹介されており、だまされたと思い、「攻略英語リスニング」(CD+書籍)をその書店ですぐに購入しました。もちろん植田さんの書籍も購入しました。
ラジオ講座については、講師の方が教材の使い方を書いてくださっているのでその通り進めていけばよかったです。初めは長文の一コマをシャドーイングして、それができるようになると本文全体のシャドーイングを毎日15分こなしていました。
今はこの番組はないので、「高校生から始める現代英語」や、やや背伸びすることにはなりますが「実践ビジネス英語」を使われたらよいと思います。スキットや記事全体を毎日15分シャドーイングすることにより確実にリスニング力は向上します。それに聞ける英語は話せる英語と言われるように、話す表現力もつきます。
ただ注意していただきたいのは、同じ記事及びスキットと1週間は向き合ってください。そうでないと練習にならないからです。初めは口が動かなかったり、うまくシャドーイングできなかったりで、少しイライラが募りますが、ここはぐっとこらえて継続してみてください。半年後には世界が変わります。
話す練習については、名古屋で15年以上続く伝統ある、毎週土曜日定期開催の「Englishコーチン」という英会話サークルにて練習しました。東海三県にお住まいの方は一度調べてみて下さい。今は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、Zoomを用いたオンライン形式でのみ実施しています。
このサークルは2時間構成で、最初の一時間は自由英会話、残りの一時間は司会が持参したトピックについて読み、意見を発信するものです。
少なくとも英検準一級面接合格までは毎週通いつめました。ただしZoomに切り替わってからは、トピックに関するディスカッションはしておりません。自由会話のみです。
上記の訓練と並行する形で、十分時間の取れる休みの日に旺文社出版の過去問にて実力チェックを定期的に行いました。3か月後、6か月後…と日を追うごとに1次試験にて全分野点数が向上し、2014年の第一回試験を受ける心構えができました。
試験当日はカジュアルな服装で受けました。また毎日新聞をコンビニで購入し世界や日本の動向について常にチェックしていました。
試験結果は下記の通りで、英作文が点数的に物足りませんでしたが受かりました。今はCSEスコアで合否判定されますが、2014時点では素点(正答数)で合否判定されていました。
・語彙:18/25 ・読解:24/26 ・リスニング:24/34 英作文:8/14
2次試験対策は日本語の新聞の定期購読とNHK教材でのシャドーイング、先述の英会話サークルにはほぼ毎回出席して少しでも話す機会を作ろうとしました。
サークルの後の飲み会で周囲に英検準一級の面接受けることについて聞いてもらったりしてモチベーションの管理・維持と試験の緊張を取り除くことをしていました。
2次試験当日は1次試験と同様カジュアルな服装でおもむきました。自分の名前が呼ばれて試験室に入ると4コマ漫画が描かれた紙が置いてありました。
4コマ漫画のナレーションをして、その後関連する質疑応答に答える形式で進むことは旺文社出版の2次面接用の参考書にてチェックしていたため問題はありませんでした。
試験時は長い英文やまとまりのある英文は口から出てこず、短い文を連ねて連ねてナレーションしました。
その後の質疑応答も、Yes/Noをはっきり述べた後長くて3文から4文くらいでお世辞にもしっかりした回答とは言えませんでした。
試験後、たぶん不合格だろうなと思いながら家路につきました。9日後オンラインで結果を見たところ、意外にも合格、しかも高得点で。これには驚きました。
結果は以下の通りです。こちらも現在はCSEスコアにて合否判定されいますが、当時は素点で判定されました。
・ナレーション 12/15 ・質疑応答:18/20 ・アティチュード:2/3
以上
今回の投稿は4回に分けて掲載しています
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5059158/☚その④ 国連英検A級合格まで2/2
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5059156/☚その③ 国連英検A級合格まで1/2
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5058897/☚その② 英検1級合格まで
https://mbp-japan.com/chiba/eiken/column/5058652/☚その① 英検準1級合格まで
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忙しいあなた
休息が必要です
身体のストレッチ、脳波を下げて瞑想をする
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