英検1級道場-人知れず努力を積み重ね、栄冠を勝ち取った女性がいます
■関西にお住いの元受講者からの合格体験記を紹介します。
1次試験 2050点 G1+1
2次試験 606点 G1+1
合計 2656点 G1+1
【リーティング】 28/41 正解率68%
(語彙)
基本的には英検1級Pass単の音読をやり続けました。合計3周です。
総語彙数2100語なので、
1周目:1日100語を21日間
2週目:1日100語と熟語を21日間
3週目:1日300語を7日間
もちろん、計画通りいかないこともありましたが、遅れたときは週末で調整しました。
そして、このペースで職場の後輩と一緒にPass単のテストをしました。
負けた方ランチを奢るという罰ゲーム形式です。
本番2週間前からは、山中先生に頂いた過去問短文集を1日に1回分(25問)をやり続けました。
この時点で平均19/25点とれるようになっており、本番では21/25点。やはりPass単をやりきれば8割近くは取れると思います。
(読解)
語彙力がついてきたことによって、じわじわ正解率が上がってきたように思います。
1年前の敗戦から学んだことは、残り3つの選択肢の不正解である根拠を本文中から探すことでした。
平均して1日に読解問題を3~4題は解いていたように思います。
ただ、採点方式が改訂されて、読解問題の配点が下がり、読解1問と語彙1問の価値がほぼ同等になっていると思いますので、あまり読解問題に深追いする必要はないかと思います。試験当日はライティングの時間を十分に確保したかったので読解問題は早めに切り上げました。正解率もあまり高くありませんでしたが、ライティング重視の作戦は結果的によかったと思っています。
【ライティング】25 / 32 正解率78%
「死刑制度の是非」についてでした。まず5分ほど使って構成を考えました。
死刑制度は必要という立場をとり、
①犯罪の抑止力になる
②残された遺族のことを考えると、必要悪であろう。
③無期懲役を最高刑にしてしまうと刑務所の運営がキャパ的に困難
という3つを理由として上げました。今思えば、death penaltyをcapital punishmentに代えて作れば語彙点が加点だったかなと反省。
結果的には、ライティングで8割近く取れたので良かったです。
【リスニング】20/27 正解数 74%
やはり過去問からたくさん出ました♪ 特に大問1は3問ほどは確実に過去問でした。
直前の3日間で過去問をやり続けてよかったです。試験中に心の中でガッツポーズしました♪
日ごろの対策としては、過去問中心のトレーニングでしたが、そればかりだと飽きてしまうので、NHKビジネス英語を毎朝聞くようにしていました。語彙増強にも役立ちましたし、エッセイで使えるネタや表現もストックしていきました。
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2次試験
short speech 8/10
interaction 6/10
grammar & vocabulary 6/10
accent & pronunciation 7/10
計 27/40
会場は大阪YMCAで、集合30分前に着いたころにはすでに控室2つ分は埋まっていました。
1時間ほど待たされた後に入室。
5つのトピックからは唯一トレーニングしたことのある「移民受け入れは労働力不足問題の解決につながるか」を選びました。
緊張のせいか、与えられた1分間でうまくアイデアがまとまらず、ショートスピーチでは、
①国内では外国人の犯罪が増えているから移民を認めるべきではない
②多くの若者が職につけていない現状。まずは若者を優先すべき
の2点をまとめて話しました。2分でなんとかまとめましたが「労働力不足」について触れていないのが悔やまれます。。。
その後の質問
Q:外国人の犯罪を心配するのはわかるけど、すべての移民受け入れはNGなの? 良い移民もいると思うけど。
A:まずは国籍のチェック、あとは指紋などもしっかり記録すべきだと思います。
Q:じゃ、労働力不足はどう解決したらいいの?
A:高齢者の定年年齢をあげれば良い。60歳から70歳へと。だってアクティブな高齢者多いから
などなかなかつっこんだ質問が多かったです。
なんとか沈黙にならないように切り返しましたが、途中トンチンカンな応答が多く、結果interactionは6/10点。
grammar & vocabularyも6/10だったのは、途中、しどろもどろになったせいで印象が良くなかったのかもしれません。
あまり手ごたえや達成感がなく「あれもう終わり?」「もうすこし挽回させて。。」という感じで終了しました。
結果、合格でよかったのですが、面接直後は放心状態で大阪の街を1時間さまよっていました(笑)
合格を手にして思うことは、やはり1級試験は自分を高めるのに素晴らしい試験だということです。
受かったのに受かった気がしません。次の6月までしっかり準備して、リベンジしたいです。
英検協会の成績優秀者表彰制度に、CSEスコアの高い教員に送られる「オーストラリア大使賞」というのがあります。
http://www.eiken.or.jp/eiken/merit/honor/
次はこれを目標にトレーニングを再開します。
山中先生、本当にお世話になりました。
ありがとうございました♪