会社の会議:ファシリテーションでどう変わる?:共感マップ(獲得)
当コラムは、働いている方々を対象に書いています。
今やすべてのビジネスパーソンが知っているかもしれないZoom。
そのZoom社が『CIO Office Town Hall: The New Normal - Work Life after COVID-19』というウェブ会議を4月24日に開催しました。録画が公開されています。英語です。
Key Conclusions は下記の通りです。
Adapting to the new normal - CIOs need to start conversation ASAP: "How we will work on our return?"
The existing office space will need to be updated - Social Distancing rules and other safety concerns will have to be implemented (i.e. employee workspaces, voice control elevators, automatic lighting and doors).
Identify the essential in-office job roles - some roles need to be in the office in order to get the job done. Determine which roles need to be in the office and which roles may work remote.
Tech forward thinking - Existing technology needs review and new technology will has to be implemented fast to accommodate the 'new-normal' for communication, collaboration and virtual working in a safe and secure manner.
Support, Support, Support - Support functions will need to be reentered to accommodate employees post pandemic, distributed teams working together, and the challenges that the 'new-normal' work life present.
リモートワークがnew-normalになる可能性が強い。
Zoomが主催したウェビナーだからかな、と最初は思いましたが、そうではなさそうです。
「新しい生活様式」の1つがリモートワークになるかもしれない、と私は思います。
デジタル・デバイドをどうするのかは話されませんでした。欧米では、とりわけオフィスで働く人たちは、デジタル・デバイドは無くなったのかもしれません。日本では、インターネット等の情報通信技術(ICT)を利用できない人たちをどうするのか大きな問題だ、と私は思います。
チームとして協働して生産的に働く。成果を生み出すことが大切。歴然たる能力(Distinctive Capability)を持つべき。
もしかすると、勤務時間で管理されている人には、ご理解いただけないかもしれません。
リモートワークがnew-normalになったとして、勤務時間で管理する・されることを続けるのか否か、大きな問題だと思います。もしかすると、行動変容だけではなく思考変容が必要かもしれない、と私は思います。
会議の構造(meeting structure)を変える必要がある。ファシリテートする人が必要。リモートワークに合った文化(culture)を作る必要がある。
例えばZoomを使って会議をしてみんなの顔が見えた。「へぇ〜、こんなことができるんだ」と思った方は多いのだと思います。私も初めて体験した時はそうでした。ただ、顔を見ているだけでは会社の会議はできないというか捗らないですよね。ファシリテーターが必要なのです。
また、今までの職場という物理的な場を共有して仕事をしている、というものから、クラウド上の仮想的な職場で協働して仕事をする、という形になるので、何かしらの新しい文化が必要になるのです。
この辺りは別の機会にコラムかブログを書こうと思います。
マネージャーを変える(マネージャーの働き方を変える)
何を評価するのか。new-normal時代に合った評価基準が必要。
コレは深刻だと思います。
今まで勤務時間で「管理」していた方は、不安になっているのではないでしょうか。
一方、今までアウトプットとかアウトカムを出すようにコーチしながら、自分のチームをリードしていた方は、ほとんど不安になっていないのではないでしょうか。
私生活を犠牲にしないという話
ココ絶対大事です。ぜひビデオ録画を視聴していただきたいです。
(英語が苦手な方は苦痛かもしれないですが、なんとかなりそうな方は是非)
近未来のオンライン会議ツールの話
インクルージョン・ダイバーシティを大切にしなくてはならないという話
当然な話です。
インクルージョン・ダイバーシティについて良く知らないという方は、私のコラム『組織力強化:職場の多様性とは?:今考えるべき3つの視点』をお読みください。
コスト削減の話
企業業績が悪化することが予想されていますので、当然ですね。
上のKey Conclusionsにも書かれているような話がされています。
少し先の話。withコロナなのかafterコロナなのか私はわかりませんが、今後はGen Zやミレニアルの人たちが主役になりますよね。デジタル・ネイティブ。彼らはフレキシブルな働き方を好むので、今からそれに備えておく、という話です。
トランスクリプトの自動化(Otter.ai)がどんなものか見れました。KANBAN meetingは辞書にないらしくcombat meetingとしてました。(笑)