ガイドブックを持たない旅
みなさまこんばんは。
今日は娘の通う小学校の卒業式でした。
実は私、その小学校のPTA会長でもあります。
PTA会長と言えば、その役割の一つが「挨拶」
伝える仕事をしているので、それほど人前で話すことは苦になりませんし、わりとすぐその構成は頭に浮かぶのですが、
今回は何たることでしょう。言葉が拡散して形にならないのです。
困りました。困りました。
朝の6時になり、観念しました。
とはいえ、挨拶を外すことはできません。
その約2時間半後、私はみんなの前でこうあいさつをしました。
みなさんに白状します。
実は私、全くどう挨拶していいか、心に浮かばなかったんです。
今朝6時を過ぎた時点でも言葉はまとまらずこうしました(両手をあげて)「「お手上げ」」
その時天の声が聞こえてきました。「「そもそも私はなぜみんなの前で挨拶をするのか。」」
大事なことを忘れていました。私が伝えたいことはいたってシンプルでした。
「「上級生としてみんなをリードしてくれてありがとう。そして卒業おめでとう。」」
なぜ言葉がまとまらなかったか。なぜなら会長だから、大人だから、かっこいい挨拶をしなきゃ、かっこよく決めなきゃ
そんなことを考えてしまったからだと思います。そして本当に大事なことを見失っていました。
皆さんはこれから中学校に進んだら、たくさんの問題に直面すると思います。
そうしたら、どうぞ「「そもそも」」を考えていただきたいのです。
「「そもそも何で勉強をするのか?」」
それは新しい知識をつけて自分の可能性を広げるため、自分の夢をかなえるため
「「そもそもなぜお友達とけんかするのか?」」
それは誤解があるお友達に理解してもらうため。よりきずなを深めるため。
そもそもを見失ってしまったら、
勉強するのが地獄の時間になったり、けんかの相手をコテンパンにやっつけ、傷つけてしまいます。
どうぞ「「そもそも」」を見失わないでほしいのです。
そしてどうぞ、ほかの人が自分に何かしてきたときにも「「そもそも」」を考えてほしいのです。
みんなのお父さんお母さんはこの六年間、こんなことを言いませんでしたか?
「「早く起きなさい!」」「「宿題やったの?」」
そもそも何でそんなことを言うのか。それは心配だから、大事だと思っているから、
今日の卒業式を笑顔で迎えたいからかもしれません。
どうぞ誰かに対しても「「そもそも」」を考えてほしいのです。
そしてこれから、失敗することがあるかもしれません。
その時には
「「そもそも何で失敗したか」」考えてほしいのです。
何で失敗した。
か。それは挑戦したからです。
挑戦しないと失敗もしません。挑戦することは素晴らしいことです。
失敗したときにはこんなことをつぶやいててほしいのです。
「「最後に笑えばいい。」」
最後っていつでしょうか。きっとそれは天に召されるときでしょう。
どうぞそれまで挑戦をし続けてください。
「「そもそも」」と「「最後に笑えばいい」」を忘れなければ、
みんなはこれからどんな問題があっても乗り越えることができると思います。
卒業おめでとう。
みんなのこれからを応援しています。
卒業式の興奮がさめやらぬ今、内容を忘れないうちにコラムにしてみました。
世の中の卒業生の皆さま、卒業おめでとうございます。