21.便利だからこそ気をつけたい!AIの共有機能の落とし穴
皆様、こんにちは。株式会社吉和の森八戸web制作集客の森和吉です。
前回(第33回)は、お客様一人ひとりの興味や悩みにそっと先回りして寄り添う「One to Oneマーケティング」の本質について、なじみの八百屋の店主のような温かい「人肌感」を交えてお話ししました。今回は、その寄り添う技術をベースにしながら、自社のビジネスの可能性を何倍、何十倍にも広げるデジタルマーケティングの真骨頂についてお話しします。
テーマは、「中小企業の商圏を『日本全国・全世界』へ広げる、驚異のスケールメリット」です。
地元だけだからネットは不要という大きな誤解
地方や地域に密着してビジネスをされている経営者の皆様から、よくこのような言葉をお聞きします。
「うちは地元のお客様だけを相手にしている小さな商売だから、ネットで全国に発信する意味なんてないよ」
「ホームページやSNSは、大企業が全国にモノを売るための道具でしょう?」
しかし、これは非常に大きな、そしてもったいない誤解です。
大企業のように潤沢な資金を持たない中小企業や、地方で真剣にものづくりやサービスを提供している会社こそ、この「商圏の拡大」というスケールメリットを最大限に活かすべきなのです。
アナログ集客が強いる、半径数キロメートルの血みどろの戦い
これまで、地域密着型の店舗や会社が行う従来の(アナログな)集客といえば、新聞の折込チラシのポスティング、地元の駅の看板広告、立て看板などが主流でした。これらの手法は、物理的な理由からどうしても「店舗から半径数キロメートル以内」に住む不特定多数へのアプローチが前提となります。
しかし、少子高齢化や人口減少が進む地域において、その狭い「半径数キロメートル」という商圏の中で、競合他社と同じようなサービスを競い合っていれば、最終的には「価格競争(値引き合戦)」に巻き込まれ、お互いに体力を消耗していくことになります。限られた地元のパイを奪い合うビジネスモデルのままでは、どれだけ現場が汗を流して働いても、経営を安定させることは極めて困難です。
ニッチ(尖った強み)なビジネスほど、広い世界で戦える
ここでデジタルの出番です。例えば、あなたの会社が「特定のニッチな悩み」を解決する素晴らしい技術を持っていたとします。半径数キロメートルの町内には、その技術を必要としている人はたった1人しかいないかもしれません。
しかし、商圏を「日本全国」に広げたらどうでしょうか。同じ悩みを持つ人が1万人、あるいは10万人いるかもしれません。インターネットを使えば、地方の小さな町工場や店舗であっても、その「全国にいる1万人」と直接繋がり、商品を届けることができるのです。
まとめ
「うちは地方の小さな会社だから」と、自ら商圏に線を引いてしまうのはやめましょう。
デジタルマーケティングを活用すれば、あなたの会社の価値を本当に必要としているお客様を、日本全国、そして世界中から見つけ出すことができます。物理的な距離の壁を越えられることこそが、デジタルの最大の恩恵なのです。
このコラムでは、WebやSNSが苦手な方にもわかりやすく、集客につながる考え方や実務のヒントをお伝えしていきます。青森・八戸をはじめ、地域で事業を続ける方にとって、少しでも前向きな一歩につながればうれしく思います。


