コラム一覧:発明の仕方
第79回 ALPS処理水の海洋放出の前に、凍土壁の遮水性能についてなぜ議論しないのか
2023-08-23
本コラムの第76回及び第77回で指摘したとおり、我が国の科学技術の没落が激しい。ALPS処理水が2023年8月24日に海洋放出されるようである。しかし、処理水の海洋放出は不要にできたはずである。 §1 処理水...
第77回 我が国の凋落の原因は、西澤先生の指導原理(専門業者に任せるな。自分が専門家になり、従来の専門家を超えろ)の無配慮にある
2023-06-27
八木秀次先生→渡辺寧先生→西澤潤一先生の研究の系譜とその指導原理を忘れるならば、我が国は更に凋落の道をたどるであろう(このコラムの第18回「産学連携・産学協同によって研究を経営する」の§5参照。)。...
第76回 独創の精神を忘れ、台湾や韓国に追い抜かれた日本の半導体産業の凋落
2023-06-22
2018年に他界された西澤潤一先生は、「半導体の次は半導体である」と言っておられたが、現在の日本の半導体産業の衰退は極めて残念な状況である。岸田文雄首相は2021年に国内での半導体製造の強化に向け「官民...
第73回 発表されるコロナ感染者数に踊らされるな:コロナ死亡者数の報道と死亡者を減らす対策が必要
2021-02-07
前回のコラムで、病床数400以上の病院のうち、22病院がコロナ重症者を1人も受け入れていないのが現状と述べた。貝原益軒が『養生訓』で「醫は仁術なり」と述べているとおり、すべての医者が「人を救ふを以て志...
第72回 哲学的高みのない緊急事態宣言でよいのか:Covid-19コロナ対策で「命か経済か」ではなく「命と経済の両立」をなぜ考えないのか
2021-02-02
厚生労働省の人口動態統計によれば、パンデミックに襲われた2020年1~10月の日本の死亡数は前年同期より1万4千人少ない。しかるに、医療崩壊が叫ばれている。どうも、この「医療崩壊」には別の目的の意味がある...
第71回 非科学的コロナ対策に騙されるな:なぜ我が国の政治家や地方自治体の長の多くは、科学的且つ論理的な思考ができないのか
2020-12-20
東京都の1日の感染者数が2020年12月17日に、ついに800人を超えたと発表されたが、これは都民の一部の検査結果でしかない。しかし、陽性の無症状者も多数いる。 そして、東京都の12/21現在の類型陽性者数は...
第70回 「感染予防と経済活動の両立」を可能にする計画的な科学技術への投資こそが急務(アフターコロナの到来は期待できない)
2020-12-07
「アフターコロナ」の時代はやってこない。今回の7番目のコロナウィルスであるCOVID-19(SARS-CoV-2)の問題が解決しても、何年かすると、更に8番目、9番目の新たなコロナウィルスが出現し、新たな問題を起こす...
第69回 敬老の日:地球温暖化の時代に生かしたい満98歳(白寿)の発明家の特許発明
2020-09-17
白寿のご高齢になっても頭脳明晰な方はおられる。特許庁は2020年5月25日に東京都稲城市に住む満98歳の天野喜一さんに特許証を付与した。満98歳は数え年99歳の白寿である。 天野さんの特許第6707787号は、河...
第66回 COVID-19から科学技術のCOVIT-20へ(繰り返される警鐘にどう対処するのか)
2020-04-11
COVIT-20の"T"はTechnologyの"T"である。COVID-19により大恐慌以来の大変な経済の失速が懸念されている。しかし、ここで留意すべきは、今回のCOVID-19の問題が解決しても、何年かすると、更に異なるコロナウイル...
第62回 20世紀のダビンチ西澤潤一先生の自然を観る広い視野に対する集中力
2019-11-20
西澤潤一第17代東北大総長が他界されてから1年を過ぎた。今回、西澤先生が14歳~24歳の間に、121枚の水彩画やペン画等を描かれていたことが分かった。西澤先生が水彩画等を描いておられたことは、西澤先生のお...
第55回 渦巻型蚊取り線香:主婦の頭脳(その3)
2019-05-22
TVアサヒ2019年5月18日放送の『外国人468人が選んだ「コレで生活が変わった!」日本のスゴイ発明ベスト17』で、第1位のウォシュレットに続き、第2位に上げられたのは蚊取り線香である。ベスト17のランキングは...
第54回 踵の部分がないスリッパ:主婦の頭脳(その2)
2019-05-09
第53回で紹介した「フリーサイズ落し蓋」の他に、売上60~80億円の「初恋ダイエットスリッパ」と売上65億円の「糸くず取りネット」を挙げ、これらを「主婦の3大発明」とする例があるが、注意が必要である。 ...
第53回 タイル貼りと落し蓋:主婦の頭脳(その1)
2019-04-29
このコラムの第10回で、発明は天才のひらめきによるものではなく、だれでも発明可能であることを既に説明した。そして、第41回~第47回では、幼児や小学生の発明した特許を紹介した。今回からは主婦の発明力や...
第52回 「いだてん」金栗四三先生と地下足袋(明治時代の3大発明)の創作及び改良
2019-03-18
NHKの2019年大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の足袋職人役の俳優に問題が発覚し、代役が起用されるようである。今成知美氏らを発起人として2016年に設立された「依存症問題の正しい報道を求めるネ...
第51回 インスタントラーメンの発明と、夏目漱石の夢十夜が教える意味
2019-03-06
NHKの朝ドラ「まんぷく」の効果で、日清食品の「チキンラーメン」が、2018年度に史上最高の売り上げを達成したということである。しかし、インスタントラーメン(即席麺)は、いったい誰が発明したのであろうか...
この専門家が書いたJIJICO記事
ピコ太郎は「PPAP」が本当に使えなくなるの?
2017-02-05
U氏が2014~2016年に出願した46,812件のうち、現在32,902件が特許庁により駆除されており、ピコ太郎のPPAPには影響を与えないと思われます。正規の商標出願の邪魔になり、U氏の行為は倫理的に許されるものではないが規制は困難。
「フランク三浦」はセーフ 商標めぐる争いでパロディー商品が「勝訴」
2016-05-06
フランク・ミュラーのパロディー商品フランク三浦の商標登録をめぐる裁判で、三浦側が勝訴しました。この争いの本質はパロディー商品に商標権が認められるか否かではなく商標が類似しているか否かにあります。
お店でBGMは違法?JASRACが使用停止求め法的措置
2015-06-23
日本音楽著作権協会(JASRAC)が、全国15簡易裁判所に著作権料の支払いとBGMの使用停止を飲食店等に求める民事調停を申し立てた。営利を目的としない場合は使用が許されるが、その範囲の解釈については懸念点も。
パナソニック「IoT関連特許」公開の行く末
2015-03-28
パナソニックは、IoT関連の特許を無償提供することを発表。過去に成功事例はあるが、当然、試みに失敗することも。ただし、インターネット関連業界は他社と共生することが可能な技術分野との専門家の見解。
猛威をふるう海賊版、問われる著作権の存在意義
2015-02-03
インターネットとデジタルコンテンツの普及により、海賊版の電子書籍が横行している。無料で読める漫画を配信するアプリなども増加している中、紙媒体では認められていた著作権の存在意義が問われている。
世界で最も「革新的な企業・機関」を有する日本の実状
2014-11-10
国際的大手情報企業「トムソン・ロイター」が、世界で最も革新的な企業・機関100社を発表。国別では日本企業数が世界最多だが、この評価で日本がイノベーションリーダーになったと考えるのは早計に過ぎると専門家。
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